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4年ぶりにF1フルシーズンを戦うヒュルケンベルグ「緊張はしているけれど前向き」

2023年02月16日(木)19:01 pm

ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)が、3年間にわたってF1のフルタイムシートを確保できなかった間は精神的苦悩を抱えていたものの、リセットできた今はアタックする準備ができていると主張した。

■3年間のブランクを経てフルタイムシートを得たヒュルケンベルグ

F1で184戦を戦った実績を持つ35歳のヒュルケンベルグだが、2019年を最後にルノーのレースシートを失ってから2022年までの3年間はコロナ感染などで欠場したドライバーの代役として数レースに出走したのみだった。

だが、ヒュルケンベルグは今年ハースのドライバーとして4年ぶりにフルシーズンを戦うことになった。アメリカの小規模F1チームであるハースが、昨年まで起用していた若いミック・シューマッハよりも、豊富な経験を持つヒュルケンベルグを起用することを決断したためだ。

再びフルタイムドライバーとしてレースをすることを楽しみにしているかと尋ねられたヒュルケンベルグは、母国ドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に次のように答えた。

■F1から離れた時間は自分に必要なものだった

「緊張はしているけれど、前向きだよ。長く待っていたからね」

「2019年シーズン後は、復帰することはできないかもしれないと知りつつ、F1から離れることを意識的に決めたんだ。その年の半ばから、精神的にはベストな状態ではなかったよ」

「だけど、この休みによってF1から一定の距離を置くことができたし、リセットできたんだ。もちろん、遠くからF1を見ていたわけではなかったけれど、そういう時間もよいものだったし自分にとっては必要なものだったんだ」

「今の僕がとてもきちんとしていて、モチベーションが高く、フレッシュで、アタックする準備ができているのはまさにそのおかげだよ」

■唯一のドイツ人ドライバーであることの重圧はない

セバスチャン・ベッテルが引退し、シューマッハもフルタイムシートを失った今、ヒュルケンベルグが現在唯一のドイツ人F1ドライバーとなっている。

そのことをどう感じているかと尋ねられたヒュルケンベルグは、「肩の荷が重いと感じるとか、プレッシャーとかは全くないよ」と答え、次のように付け加えた。

「波があるのはよくあることだし、今のドイツはそれが少し減っている段階なんだと思っているよ」。

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