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【アストンマーティン】2023年型F1マシン『AMR23』には秘密兵器?“規則の抜け穴”を利用した「巧妙な技術革新」

2023年02月14日(火)19:30 pm

アストンマーティンが13日(月)に2023年型F1マシン『AMR23』を発表したが、このマシンには“規則の抜け穴”を利用した「巧妙な技術革新」が施されているという。

●【一覧】2023年F1新車発表日 次の発表は?画像ギャラリーも

同じ日にはマクラーレンも2023年型マシン『MCL60』を発表しており、これで全10チーム中7チームが2023年型マシンあるいはそのカラーリングを発表したことになり、今後14日(火)にフェラーリ、15日(水)にメルセデス、そして16日(木)にアルピーヌが2023年型新車を発表する。

■2023年には中団チームの躍進を予想するレッドブル

こうした中、昨年のチャンピオンチームであるレッドブルを率いるクリスチャン・ホーナー(チーム代表)は、今年は中団グループのチームが大きく改善してくるだろうと予想している。

「アルピーヌは昨年後半にいい進歩を遂げた。そして、アストンマーティンが大きな期待を抱いているということもずっと耳に入ってきている」

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』にそう語ったホーナーは、次のように付け加えた。

「序列がどうなるのか、それはわからないよ」

■近い将来トップチーム入りを目指すアストンマーティン

アストンマーティンは今年、シルバーストンに建設した新たなファクトリーに移転する予定となっており、オーナーのローレンス・ストロールは今後自分たちもビッグチームの仲間入りをして常に勝利を争うことを目指していくつもりだという。

2023年型マシンの発表イベントにおいて、世界的ファッションブランドを有するカナダの大富豪は次のように語った。

「時間をかけて、我々はこの選手権における真のリーダーになりたいと思っている」

■「4位、3位、2位では満足できない」とアロンソ

また、今季アルピーヌからアストンマーティンに移籍してきた2005年と2006年のF1チャンピオンであるフェルナンド・アロンソも大きな野望を抱いているようだ。

「僕たちは、4位、3位、2位では満足できないよ」

41歳のスペイン出身ドライバーであるアロンソはそう語ると、次のように付け加えた。

「すぐに勝つことはできないかもしれない。だけど、このクルマが将来に向けた基盤となるものだと確認することが必要なんだ」

■今年のアストンマーティンには秘密兵器が?

こうした中、メルセデスの元空力責任者であり、今年からアストンマーティンの技術副責任者に就任したエリック・ブランディンは、2023年のマシンには規則の抜け穴を利用した「巧妙な技術革新」があると主張している。

昨年は4度F1王者となったセバスチャン・ベッテルを擁したもののコンストラクターズランキング7位に甘んじたアストンマーティンが、2023年にアロンソを迎えてどのような巻き返しを図るのか、それも2023年シーズンの注目ポイントのひとつとなるのは間違いない。

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