7度F1王座についたミハエル・シューマッハの弟である元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、兄の息子である23歳のミック・シューマッハが早ければ2024年にメルセデスのシートを確保する可能性もあると考えている。
■今年はメルセデスのリザーブを務めるミック・シューマッハ
フェラーリのアカデミードライバーとして2020年にF2選手権でチャンピオンとなったミック・シューマッハは、翌2021年にフェラーリエンジンを搭載するハースでF1デビューを飾った。
だが、ハースは2022年シーズン限りでミック・シューマッハを放出し、代わりに同じドイツ出身のベテランドライバーであるニコ・ヒュルケンベルグと2023年の契約を締結。
シートを失ったミック・シューマッハはフェラーリと決別し、今年はメルセデスとリザーブドライバー契約を結び、併せてマクラーレンのリザーブも務めることになっている。
■目指すは2024年のF1グリッド復帰
「この非常に競争力のあるプロフェッショナルな環境で全力を尽くすつもりだし、来るシーズンには全てのレースに顔を出す予定だよ」
最近そうコメントしたミック・シューマッハは、次のように付け加えた。
「僕は、そうすることで2024年にグリッドに戻ってこられるような位置に自分を置きたいと思っているんだ」
■ハミルトンが今季限りでF1を引退する可能性も?
そして、F1通算6勝の実績を持つラルフ・シューマッハは、ミック・シューマッハには早ければ2024年にも父親と同じ7回のF1ドライバーズタイトル獲得記録を持つルイス・ハミルトンの後任としてメルセデスのフルタイムドライバーとなる可能性もあると考えている。
「ジョージ・ラッセルがまたルイス・ハミルトンより速いと仮定してみよう」
「それでもルイスは続けるだろうか?」
2022年シーズンは新たなチームメートとして迎えたラッセルにも35ポイント差をつけられ、ランキング6位という不本意な成績に終わった38歳のハミルトンについてそう語ったラルフ・シューマッハは、母国ドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』に次のように付け加えた。
「どうなるのか、楽しみだよ」