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“チームキラー”アロンソの“悪評”は気にせず長期的な「重要メンバーにする」とアストンマーティン代表 引退したベッテルが「後悔していることを願う」

2023年02月09日(木)19:26 pm

アストンマーティンのチーム代表を務めるマイク・クラックが、フェルナンド・アロンソに“チームキラー”との評判があることを気にしてなどいないと主張した。

カナダの大富豪であるローレンス・ストロールが所有するアストンマーティンは、2022年シーズン限りでのF1引退を決めたセバスチャン・ベッテルの後任として2005年と2006年のF1チャンピオンであるアロンソと契約を交わしている。伝えられるところによれば、アロンソとの契約は2024年までの2年契約だと考えられている。

■アロンソの悪評は気にしていないとクラック

しかし、スペイン出身である現在41歳のアロンソには、マクラーレンやフェラーリ、そして最近ではルノー傘下のアルピーヌなど、以前所属していたほとんどのチームで内部トラブルを起こしたという“悪評”があるのも事実だ。

『motorsport-magazin.com』から、そのことに関して不安はないのかと質問されたルクセンブルク出身のクラックは次のように答えた。

「私は心配していないよ。私はほかのチームのボスたちとは違うと思っている」

「私はメディアのことは気にしない。私が気にするのはチームのことだ。そして、私の今の主な仕事のひとつはフェルナンドを包含することだ。我々は隠し事をせず、正直だよ」

「もしも対処できないことがあれば、我々はそれを彼に伝える。もしも、ある方法で行動することを決めたら、それに関して彼に伝える。このやり方で取り組む限り、問題は起きないと思うよ」

■アロンソが“チームキラー”でもかまわない

「フェルナンドは“チームキラー”だって? それならそれでいいよ。彼がチームを助けてくれるのであれば、私は気にしない。私の目標はアロンソを今後何年にもわたってチームの重要なメンバーにすることなんだ」

「我々は彼の経験を利用しなければならない。10年、あるいは15年前と比べれば、彼の物事の見方も変わってきていると私は思っている」

かつてBMWのモータースポーツ責任者を務めていた50歳のクラックはそう語ると、次のように付け加えた。

「だから、私はシーズン開幕を楽しみにしているよ。難しいものになるのはわかっているとしてもね」

■ベッテルが引退を後悔していて欲しい

クラックはさらに、レッドブル時代に4度F1チャンピオンとなった実績を持つベッテルの引退についてもコメントしている。

「シンガポールと鈴鹿の後、セバスチャンは再び味を占めたのだと思う」

「彼はシャープで、本当に流れに乗っていた。最後の数レースで、より多くのフィードバックとよりよいパフォーマンスを与えてくれるマシンを手に入れたことが、彼にやる気を起こさせたんだと言えるだろうね」

ドイツのテレビ局『RTL』にそう語ったクラックは微笑みを浮かべながら次のように付け加えた。

「彼が後悔していることを願うよ」

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