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レッドブルとフォードのコラボ実現に現実味?フォード幹部がF1への興味を示唆

2023年01月30日(月)18:35 pm

フォードが、近い将来F1に戻ってくる可能性がありそうだ。

■レッドブルとのコラボが噂されるフォード

かつて1960年代から90年代にかけてF1エンジンサプライヤーとしてF1に大きな足跡を残したフォードだが、最近では2026年に新F1エンジンレギュレーションが導入されるのを機に、レッドブルと組んで再びF1活動を開始する可能性があるとの噂がささやかれている。

レッドブルとそのセカンドチームであるアルファタウリが2月に行われる2023年型マシン発表会をニューヨークで行うことにしているのも、フォードとの関係を示唆するものだと考えている者も多いようだ。

さらに、先週にはFIA(F1統括団体の国際自動車連盟)のモハメド・ベン・スレイエム会長が、近日中に新たなメーカーが2026年から参入する可能性があると示唆したこともあり、こうした噂に拍車がかかる状況となっている。

■F1への興味を示唆するフォード

こうした中、フォードのレース部門である『フォードパフォーマンス』でグローバルディレクターを務めるマーク・ラッシュブルックは、『Express(エクスプレス)』からこうした噂について質問されると、次のように答えた。

「憶測に対してコメントするつもりはないよ」

「だが、それはすべてのシリーズにあてはまることだ。それらを研究し、理解した上で、意味があるかないかを判断するのが我々の責任だからね」

「F1は、アメリカで、そして世界中で力強く成長している」

「彼らには素晴らしいレースと競争があり、『Drive to Survive』(NetflixによるF1ドキュメンタリー番組)などによって新たな視聴者を獲得しているよ」

さらにラッシュブルックは、GM(ゼネラルモーターズ)傘下のキャデラックがアンドレッティ・オートスポーツと組んでF1参戦を目指していることに関して質問されると、次のように答えている。

「どのように展開するか、そして彼らが11番目のチームとして成功するかどうかは、興味深いものになるだろうね」

■持続可能性問題もF1検討の理由?

また、ラッシュブルックは、より持続可能な燃料への移行を進めていることもF1の魅力のひとつだと認めている。

「我々も企業活動において持続可能性を目指していきたいと思っている。電気自動車を作るだけでなく、あらゆる可能性においてね」

そう語ったラッシュブルックは、次のように付け加えた。

「我々は、すべてのシリーズがより持続可能な燃料に切り替えていくことを支持している」

化石燃料からの脱却を目指す自動車産業だが、インフラなどの問題もあり、近い将来完全に電気自動車に移行することは非常に困難だと考えられており、合成燃料を使用することでのカーボンニュートラル実現も持続可能性実現に向けての重要な課題となっている。

F1では2026年からは完全に持続可能な100パーセント合成燃料を使用する方針を打ち出しており、その部分での今後に向けた技術開発面でも、大手自動車メーカーにとってF1が大きな魅力として映っているのは確かだろう。

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