元F1ドライバーのフェリペ・マッサが、F1キャリアを通じて「最も難しいチームメート」だったのはフェルナンド・アロンソだったと認めた。
■シューマッハと一緒に戦えたのは「幸運」だった
ブラジル出身の現在41歳のマッサは、2006年から2013年まで8年間をフェラーリで過ごした経験を持っている。そして、2006年にはF1界のレジェンドであるミハエル・シューマッハとペアを組んでいた。
マッサは、7度F1王座についた実績を持つシューマッハに関して、次のように語った。
「彼は素晴らしいドライバーだったよ。彼の仕事ぶりもそうだけど、僕たちもすごく仲がよかったんだ」
「結局のところ、僕はあの体験に参加できて幸運だったよ」
その後、2007年から3年間はキミ・ライコネンをチームメートに迎えたマッサだったが、2010年に新たなチームメートとなったアロンソとの関係はマッサにとってあまり楽しめるものではなかったようだ。
■最も「難しかった」チームメートはアロンソ
マッサは、アロンソと過ごしたフェラーリ時代を思い起こしながら、ポーランドの『Swiatwyscigow(シュヴァツィヴィチゴフ)』に次のように語った。
「最初に言っておきたいのは、彼は素晴らしいドライバーだったということだ。それに関しては何も言うことはできないよ」
「だけど、チーム内で一緒に仕事をするのはかなり難しかったよ。当然だけどね」
「実際、チームは真ん中で分裂していたよ」
「そして結局、それはチームの結果にとっていいことではなかった。僕に関しては、チームに耳を傾けさせるだけの強さがあるとは感じていなかった。それは、かなりつらいことだったよ。でも、学べたこともあった」
そう語ったマッサは、自分の15シーズンにわたるF1キャリアにおいて、アロンソが最も難しいチームメートであったことは「間違いない」と認めている。
そのアロンソは、2021年から2年間を過ごしたアルピーヌを離れ、今年はアストンマーティンで戦うことになっている。