元フェラーリドライバーのジャン・アレジは、2023年のF1チャンピオン争いのカギを握るのはエイドリアン・ニューウェイだと考えている。
今シーズン、フェラーリがレッドブルに対抗する可能性について尋ねられた58歳のフランス人は、フェラーリが第2のチャレンジャーに直面することになるとも考えている。
「メルセデスがクルマの設計で2度もミスをするとは思わない」とアレジはイタリアの『Autosprint(オートスプリント)』に語った。
「しかし、もし我々が本当に状況を見るならば、考慮すべき本当の要因はエイドリアン・ニューウェイだ。F1が新しいルールの導入とエンジニアに自由を与えることを発表して以来、ニューイは変化をもたらしている」と付け加えた。
レッドブルの最高技術責任者であるエイドリアン・ニューウェイは、F1史上最も有名で成功したカーデザイナーであることは間違いない。
アレジは、レッドブルがシーズンを通してマシンを開発することに触れ、「結局は小さな利益なんだ」と語った。
「だから、フェルスタッペンとルクレールの戦いではなく、根本的にはニューイとフェラーリの戦いだと思う」
「彼が再び傑作を発表すれば、今年もすべてが非常に難しいものになるだろう。一方で、今年のレッドブルのクルマに何か落ち度やもろさがあれば、状況は一変する可能性があるんだ」。