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王者フェルスタッペンとメルセデスF1代表、2023年もレッドブルが強さを発揮すると予測

2023年01月19日(木)5:00 am

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)もメルセデスF1代表のトト・ヴォルフも、2023年にレッドブルが強さを発揮する可能性に同意している。

オランダ人のフェルスタッペンは2年連続でワールドチャンピオンを獲得しているが、旧シャシー規定の2021年に続き、シャシー規定が一新された2022年には圧倒的な強さを見せつけた。

■フェルスタッペン、優位性に自信

「あのようなルール変更がある場合、すぐに正しく理解できるチームと、変更を行うのが難しいチームが必ず存在するんだ」とフェルスタッペンは『Speed Week(スピードウィーク)』に語っている。

「もし、最初から正しかったら、小さな修正で済む。だけど、もし間違っていたら、また最初からやり直さなければならないこともある」

「ターボハイブリッド時代には、すべてを整えるのに何年もかかったが、今はこのウィングカーへのステップもそれに匹敵する。スタートがうまくいった人は、それをベースにすることができるし、トラブルがあった人は、しばらく時間が必要になる」。

■メルセデスには「いい理論」があるものの「F1ではすべてを知ることはできない」

その一例が、それまで優勢だったメルセデスで、2022年のマシンは唯一「サイドポッドなし」の過激なデザインだった。

チームのテクニカルディレクターであるマイク・エリオットは『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に、「誰もこの抜け穴を見つけなかったことに驚いている」と語っている。

「一旦その道を進んでしまうと、他のものを真似するのは非常に難しい」。

エリオットは、2023年に同じ基本コンセプトを機能させる方法について、メルセデスには「いい理論」があるとしながらも、「残念ながら、F1ではすべてを知ることはできない」と認めている。

■トト・ヴォルフ「我々の哲学にはまだ多くの可能性があると信じている」

メルセデス代表のトト・ヴォルフは、レッドブルが新シーズンに向けて明確な頭角を現したというフェルスタッペンの意見に同意している。

「コンマ5秒遅れてスタートすると、レッドブルやフェラーリのような強力なチームに追いつくのは難しいのは間違いない」とイタリアの『Autosprint(オートスプリント)』に語っている。

「新年は現実的な期待を持たなければならない。我々は良いスタート地点を得たと思うけど、昨シーズン末のようなギャップも見られたものの、それを当然だと思わないようにしよう」とヴォルフは付け加えた。

「しかし、我々のクルマとその哲学にはまだ多くの可能性があると信じているから、もしかしたらこれから数カ月で非常に大きく険しい開発曲線が待っているかもしれないね」。

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