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【2023年F1】軽量化が進むレッドブル フェラーリは大幅な空力改善

2023年01月05日(木)19:10 pm

開幕まであと2か月となった2023年F1シーズンだが、レッドブルとフェラーリの2023年型F1マシンに関する情報が伝えられ始めている。

レッドブルは、2022年に圧倒的な強さでドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトルを獲得。今年はそのタイトル防衛に挑戦することになる。

イギリスのミルトンキーンズに本部を構えるレッドブルが、RB19と呼ばれることになるであろう2023年型マシンをいつ発表することになるのかはまだ明らかにされていない。

■軽量化と空力効果改善が施されるレッドブル

しかし、このほどイタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』が伝えたところによれば、レッドブルの2023年型マシンは、2022年型との比較において3キログラム軽くなるという。

新たな技術レギュレーションが導入された2022年シーズン開幕時には、レッドブルを含む多くのチームが重量の問題を抱えていた。

本来、2022年のマシン最低重量は795キログラムとされる予定だったが、ほとんどのチームがマシン重量低減に苦しんだことから、これが798キログラムに変更されていた。そして、2023年にはそれが2キログラム減らされて796キログラムとなる。

しかし、その記事によれば、レッドブル2023年型F1マシンはサスペンション構成要素の配置をこれまでとは変えたことにより、ギアボックスをより低い位置にコンパクトに配置することが可能となり、これにより軽量化が図られるとともに空力面での効果も期待できるという。

レッドブルの2022年型マシンの最大の弱点は重すぎることだと言われていたが、これが2023年にはどれほど改善できるのかが注目ポイントとなりそうだ。

■異なる空力コンセプトとエンジンパワーアップで臨むフェラーリ

一方、2022年には最強マシンを持ち込んだと言われながらタイトル獲得に失敗したフェラーリは、2019年からチーム代表を務めていたマッティア・ビノットに替えて、昨年までアルファロメオのチームCEO兼代表であったフレデリック・バスールを新チーム代表に据えて巻き返しを図ることになる。

『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』によれば、フェラーリの2023年型マシンには2022年型とは「大きく異なる空力コンセプト」が導入され、これによって車幅が小さくなるという。

これによって、フェラーリF1マシンもさらなる軽量化が可能となると考えられており、さらに、30馬力のパワーアップが果たされたパワーユニット(エンジン)と新しいギアボックスの導入による競争力向上が期待されているようだ。

しかし、『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』は、その2023年型フェラーリF1マシンは大幅にコンセプトを変えたものではなく、『F1-75』と呼ばれた2022年型マシンの進化版だと主張している。

フェラーリは、2月14日(火)に2023年型F1マシンを発表する予定となっている。

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