NEXT...F1開催スケジュール

「アロンソはアストンマーティンF1で成功する」とフラビオ・ブリアトーレ

2022年11月25日(金)18:52 pm

元F1チーム代表のフラビオ・ブリアトーレは、フェルナンド・アロンソがアストンマーティンで成功するはずだと考えている。

2005年と2006年にルノーでF1チャンピオンとなったアロンソだが、当時ルノーのチーム代表を務めていたのがイタリア出身のブリアトーレだ。ブリアトーレはその後も長期間にわたってアロンソのマネジメントに関与し続けている。

昨年と今年はアルピーヌで戦ったアロンソだが、2023年にはアストンマーティンに移籍することになっており、契約期間は2年間だと伝えられている。

そして、アストンマーティンではアロンソと同じスペイン出身のペドロ・デ・ラ・ロサが今年10月にアンバサダーに就任しており、それもアロンソにとっては心強い支えとなるに違いない。

かつてマクラーレンやザウバーなどで活躍したデ・ラ・ロサは、現役引退後にはマクラーレンとフェラーリのテストドライバーも務めてきており、アロンソにとってもよいアドバイザー的存在だったことで知られている。

■アロンソにとって最良の選択肢がアストンマーティンだとデ・ラ・ロサ

51歳のデ・ラ・ロサは、母国スペインの『AS』紙に次のように語った。

「フェルナンドは常に手にすることができる最良の選択肢に賭けるんだ。そして、現時点では間違いなくそれはアストンマーティンだよ」

「現在我々が目にしているパフォーマンスが重要なのではなく、フェルナンドが、そして我々チーム関係者が見ているものは彼らが抱いている強い願望であり、変化、機材、新たな風洞、新たなシミュレーター、新たなファクトリーなんだ」

「全てが希望に満ち溢れている。だからフェルナンドはここにいるんだ。そこに未来があるんだ」

そう語ったデ・ラ・ロサは、次のように付け加えている。

「だが、それが実を結ぶのにどれだけの時間がかかるのかはわからないがね」

■これまでのアロンソの選択は?

ルノーで2年連続F1チャンピオンとなったアロンソだが、2007年に移籍したマクラーレンではチームメートであったルーキーのルイス・ハミルトン(現メルセデス)との関係がこじれ、2008年には再びルノーに復帰。

2010年にはフェラーリへ移って5年間を過ごすものの通算3回目のタイトルには手が届かず、2015年にはマクラーレン・ホンダのプロジェクトに挑戦。しかし、そこでも思うような戦いができなかったアロンソは2018年シーズンを最後に一度現役から退いていた。

そして、2021年にアルピーヌで3年ぶりにF1に戻ってきたアロンソだが、そのチームにも2年で別れを告げ、2022年限りでF1引退を決めたセバスチャン・ベッテルの後任としてアストンマーティンに移籍することを決めている。

■アロンソは今後2年にわたって素晴らしいシーズンを過ごすだろうとブリアトーレ

しかし、アロンソをマネジメントチームの一員として見守り続けてきたブリアトーレも、デ・ラ・ロサ同様、アストンマーティン移籍はアロンソにとって正しい選択だと確信しているようだ。

「フェルナンドはロットワイラーなんだ。そして、ロットワイラーは何の問題もなくアストンマーティンに行くよ」

アロンソを警察犬などにも用いられる大型犬のロットワイラーにたとえながら『DAZN(ダゾーン)』にそう語ったブリアトーレは次のように付け加えた。

「彼は素晴らしいシーズンを過ごすだろう。2シーズンをね」

■今のF1は素晴らしいとブリアトーレ

有名な“クラッシュゲート”スキャンダルによってF1から追放されたという経験も持つブリアトーレだが、2020年にF1最高責任者に就任したフェラーリの元チーム代表であるステファノ・ドメニカリによってF1に呼び戻され、現在はアンバサダーとしてコンサルタント的役割を担っている。

そして、72歳のブリアトーレは、現在のF1は正しい道を歩んでいると確信しているようだ。

「F1は素晴らしいよ」

そう語ったブリアトーレは、次のように付け加えた。

「メディアの観点からは非常に強力だし、大衆は常にチケットを全部買っている。超が付くほどの成功だよ」。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック