ハースF1チームは、2023年のF1シーズンに参戦する新ドライバーとして、ドイツ人のニコ・ヒュルケンベルグと契約したと発表した。ハースはデンマーク人のケビン・マグヌッセン(ハース)とともにベテラン勢で来シーズンに臨むことになる。
ヒュルケンベルグ(35歳)は過去2シーズン、アストンマーティンF1チームのリザーブドライバーとして活動していた。F1キャリア181戦のベテランで、ポルシェとともに2015年には世界三大レースであるル・マン24時間レース優勝を果たしている実力派が、来年はアメリカチームのハースからF1のレギュラーシートに復帰しフル参戦することになった。
■ギュンター・シュタイナー代表「堅実で信頼でき、経験豊富で信頼性が高い」
ギュンター・シュタイナー代表はプレスリリースの中で次のように述べている。
「ニコ・ヒュルケンベルグをF1でのフルタイム・レーシングドライバーに戻せて、当然ながら非常にうれしく思っている。ニコがチームにもたらす経験と知識の基礎は明らかで、F1でのキャリアは200近くあり、優れた予選での堅実で信頼できる評判を持っている」
「ケビン・マグヌッセンの経験と合わせれば、信頼性が高く、経験豊富なドライバーのラインアップとなり、チームをさらに上位へと押し上げることができると信じている。彼は我々のビジョンを共有しており、ポイント争いに復帰した今年、我々が築いた基盤を構築していく上で、チームの他のメンバーとともに重要な役割を果たすことができるだろう」。