最近の報道によれば、ハースはミック・シューマッハとの契約を更新せず、2023年シーズンには現在アストンマーティンでリザーブドライバーを務めているニコ・ヒュルケンベルグを起用することがほぼ確実だと考えられている。
■ハースの発表は最終戦アブダビGPの前か
うわさでは、今週末にサンパウロで開催される第21戦ブラジルGP(サンパウロGP/13日決勝)の前にそれが正式発表される可能性があると言われていた。
しかし、ハースのチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは10日(木)に、「間違いなく、それはない」と語り、次のように付け加えた。
「我々の計画についてはアブダビ(最終戦/20日決勝)の週末の前に発表できるようにしたいと思っている。それが私の計画だ。だが、約束はできないよ」
■「シューマッハはもうF1のことは忘れたほうがいい」とバーニー・エクレストン
一方、元F1最高責任者のバーニー・エクレストンが最近、ドイツのテレビ局『RTL』に対し、7度F1王座についた伝説的元ドライバーであるミハエル・シューマッハの息子が今年限りでハースのシートを失うことになるのは間違いないだろうと示唆するとともに、23歳のシューマッハに関しては「もうF1のことは忘れて、ほかのカテゴリーへと向かうほうがいい」と語った。
■エクレストンの意見は重要ではないとシューマッハ
このことについて質問されたシューマッハは、ブラジルGPの舞台となるインテルラゴス・サーキットで次のように答えた。
「僕の計画は続けることさ」
「F1を忘れることは難しいよ。僕はそれをものすごく愛しているからね。だから、そうするつもりはないよ」
「誰でも、あらゆることに関して自分の意見を持っている。だけど、僕が大事にするのは僕が大事に思う人たちの意見なんだ」
その“大事な人たち”とは具体的に誰のことかと尋ねられたシューマッハは、「もちろん、僕の家族さ」と答え、次のように付け加えた。
「それに、F1にいる何人かの人たちだね。例えば、セバスチャン・ベッテルとかね。そういう人たちの意見が、僕にとって重要なんだ」。