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【F1】2023年シーズンに向けてスプリント形式の見直しを検討か?最多3勝のフェルスタッペン「あまり好きではない」

2022年11月11日(金)20:26 pm

F1では、2023年に“スプリント”が行われるレース週末のフォーマットを見直す可能性があるようだ。

今週末にインテルラゴス・サーキットで開催される2022年F1第21戦ブラジルGP(サンパウロGP/13日決勝)では、スプリントが開催されることになっている。

2021年と2022年は1シーズンに3回のスプリントが組み込まれていたが、2023年にはそれが6回に増えることが決まっている。

これまでは、金曜日に行われる予選で土曜日に行われるスプリントのスタート順を決定し、そのスプリントでの順位によって日曜日に行われる決勝のスターティンググリッドが決まるという方式がとられている。

2年連続F1チャンピオンとなったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、2021年にはスプリントで優勝1回、2位2回、そして2022年にここまでに行われた2回のスプリントはいずれも優勝を果たしている。

■スプリントではリスクを冒せないからレースが面白くならない

しかし、それだけの成功を収めたにもかかわらず、フェルスタッペンはスプリントが好きではないと公言している。

「正直なところ、僕はあまり好きではないんだ。本当にレースをしているという感じがしないからね」

そう語ったフェルスタッペンは、次のように付け加えた。

「いくつかポイントは与えられるけれど、本当にポイントを獲得できるのはメインレースだから、あまりリスクを冒せないこともわかっているんだ」

フェルスタッペンは、ピットストップがないことや、スプリントを上位で走行するドライバーたちがより安全にレースをしようとすることが、エキサイティングなレースとならない原因になっていると考えているようだ。

■1回のフリー走行ですぐに予選をやるのは歓迎

「僕は1回のプラクティスでそのまま予選に進むのは本当に好きだよ」

フェルスタッペンはそう語ると、次のように続けた。

「誰にとっても完全にスピードに乗るための練習が少ないから、確実にセットアップを決める必要がある。だから、それでいいと思うよ」

「だけど、スプリントレースに向かうときはいつも、あまりリスクを冒さず、安全に走りたいと思っているんだ」

■スプリントと決勝それぞれに予選を実施する案も?

F1はこうした意見に耳を傾け、スプリントを行うレース週末のフォーマットを改善することを検討していると考えられている。そして、その案の中には、スプリントと決勝に向けてそれぞれ別の予選セッションを行うことも含まれているという。

ハースのチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは、この問題に関して次のように語っている。

「私が望むのは、金曜日にスプリントのための予選を行い、土曜日の朝にメインレースのための予選を行うことだ。現在、フリー走行は誰にとってもあまり意味のあるものではないからね」

■改善のために話し合いの材料は提供できるとフェルスタッペン

そうした案について質問されたフェルスタッペンは、「正直なところ、それについて考えたことはないんだ」と答え、次のように付け加えた。

「来年は6回になることがわかっている。だから、これまでとは違う、もう少しエキサイティングなものにしたいのであれば、話し合うべきことを用意することはできるよ」。

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