2人の若手トップF1レーサーが、ルイス・ハミルトン(メルセデス)は2024年以降もF1を続けるべきだとコメントした。
■2024年以降もF1を続ける意向を示したハミルトン
2020年7月にメルセデスとの契約を2023年まで延長したルイス・ハミルトンだが、2021年のF1最終戦アブダビGP決勝終盤に、セーフティカー導入時のレース運営手順によってアドバンテージを得たマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に逆転されてしまい、通算8回目のドライバーズタイトル獲得に失敗。
そのときは、そのままF1を引退してしまうのではないかとのうわさもささやかれていた。
さらに、これまでとは大きく異なる技術レギュレーションが導入された2022年には、それまで圧倒的な強さを誇っていたメルセデスF1マシンがその競争力を失ったことに加え、シーズン前半は新たなチームメートとして迎えた24歳のジョージ・ラッセルに先行を許すことも多かったことから、37歳のハミルトンが今季限りで引退を考えるのではと推測していた者も少なくなかった。
しかし、最近、ハミルトンが2024年以降もF1を続けるつもりであり、メルセデスのチーム代表を務めるトト・ヴォルフとの間でそのための交渉も間もなく始められることが明らかとなっている。
■ハミルトンとのコンビ継続を歓迎するラッセル
こうした中、シーズン序盤にハミルトンをしのぐパフォーマンスを発揮してみせたことで現時点でもドライバーズランキングでハミルトンよりひとつ上(4番手)に位置しているラッセルは、ハミルトンが2024年以降もF1を続ける意向を示唆したことについて質問されると、次のように答えた。
「本当のところ、それはエキサイティングだと思う」
「彼は間違いなくアクセルペダルから足を離してはいないし、ここ数戦はおそらくこれまで以上にいいパフォーマンスを示していると思うよ」
「ああいうドライバーの隣で学ぶ機会なんて、そうそうあるわけじゃないよね?」
■レースを続けたいのならハミルトンはそうするべきだとフェルスタッペン
また、昨年に続き、2022年のF1チャンピオンの座も手にいれたフェルスタッペンも、ハミルトンはこれからもF1で戦い続けることがふさわしいドライバーだと考えているようだ。
「彼は自分が正しいと思うことをするべきだよ」
25歳のオランダ出身ドライバーはそう語ると、次のように付け加えた。
「そして、彼がレースをしたいと思う限り、彼はレースをするべきなんだ」。