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雨天時の視界確保の「解決策」を訴える現役F1ドライバーたち。ルクレール「鈴鹿の雨は走れた。問題は視界」ラッセル「言いにくいけど鈴鹿はアスファルトのせいかも」

2022年10月23日(日)0:00 am

2人のF1ドライバーは、新しい「グランドエフェクト」による空力マシン時代が思わぬ問題を引き起こしたと語る。

■ルクレール「鈴鹿の雨だったら走れた。問題は視界不良だけ」

新しいルールは、レースをより緊密にし、クルマを追い抜きやすくするために作られたものだが、意図しない副作用が先日の鈴鹿サーキットではっきりと現れた。

「解決策を見つけなければならない」と、シャルル・ルクレール(フェラーリ)はオースティンでベルギーの放送局『RTBF』に語っている。

「天候だけなら僕たちは走ることができたはずだ。僕らだけでコースを走れば、何の問題もないだろう」

「だけど、懸念されるのは新マシンの特性からくるものだ。フロアが非常に強力になった。突然、すべての水を空中に飛ばし、視界がまったく利かなくなるんだ」

「クルマの横の白線も見えないのに、1メートル先にあるということもある。もうドライビングというより、運だよ」

「残念だ。なぜなら僕が言うように、あの天候は実際には問題ではなかったからだ。ただ、視界が悪かっただけなんだよ」

■ラッセル「言いにくいんだけど、アスファルトのせいかも」

メルセデスのジョージ・ラッセルは、F1日本GPでの視界の問題は「大きかった」と認めるが、それがグランドエフェクトだけのせいだとは100パーセント思っていないという。

「言いにくいんだけどね」

「あるいは、アスファルトの種類によるものかもしれない。というのも、他の場所よりも水しぶきが多いことがあるからね」

「もちろん、このレベルで物事を変えるのは難しいけれど、何か方法を見つけなければならない」。

■F1で走って水を飛ばすアイデアは実現可能?

FIA(国際自動車連盟)がレースを行うのは危険だと判断した場合、ドライバーが安全な走行を確保した上で、水を飛ばすための時間を設けるというのもひとつのアイデアだ。

ラッセルは、「レースが始まると、残っていた水があっという間になくなったのには驚いたよ。だから、このアイデアは考えるべきことなのかもしれない」

「F1マシンで何周かすることで、より早く水を取り除こうと僕たちは考えているんだ」。

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