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元F1最高責任者のバーニー・エクレストンがコメント「レッドブルの2021年予算超過ペナルティは厳しいものになるだろう」

2022年10月17日(月)22:23 pm

2016年シーズンまで最高責任者としてF1を率いていたバーニー・エクレストンは、2021年のバジェットキャップ(シーム予算上限)ルールに違反したレッドブルにはかなり重いペナルティが科されることになると考えているようだ。

F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)は10日(月)、レッドブルは2021年シーズンのバジェットキャップに関して、「5%以下の軽微な支出超過違反」があったことを発表した。そして、FIAはこれに関してレッドブルにどのようなペナルティを科すかについて追って発表するとしている。

しかし、F1関係者の中には、レッドブルには罰金が科されることになるだろうが、これによって2021年の選手権結果が覆るような事態にはならないと考えている者が多いようだ。

■罰金で済むなら自分たちも予算超過するとメルセデス

しかし、メルセデスのチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、この問題は単に罰金を払えば済むというものではないと主張している。

「レッドブルが予算を200万ドル(現在のレートで約3億円)超過し、金銭的ペナルティがその5倍の額であれば、その制裁は、罰金を払うことでキャップに違反する権利を認めてしまうことになる」

イタリアの『Corriere dello Sport(コリエーレ・デロ・スポルト)』にそう語ったヴォルフは、次のように付け加えた。

「我々はすでにこのことについて話をしたが、もし本当にこの程度の処分になるのであれば、メルセデスもトップに返り咲くために予算を超過し、相応のペナルティを支払う用意をすることになるだろう」

■厳しいペナルティを予想するバーニー・エクレストン

今月の28日には92歳の誕生日を迎えることになるエクレストンも、この問題に関してはヴォルフと同じような考えを持っているようだ。

スイスの『Blick(ブリック)』紙から、「レッドブルは2021年のF1世界選手権ポイントを失うことになると思うか?」と尋ねられたエクレストンは次のように答えている。

「それよりも厳しいものになるだろう」。

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