ベトナムのF1の夢は終わってしまったようだ。
2020年、新型コロナウイルスによるパンデミック発生までベトナムのハノイに作られたサーキットで4月5日にレース開催が決まっていたが、最終的には延期になった。
『AFP通信』は、現在、地元のサイクリストが普通に使っている廃墟となったサーキットの現状を紹介した。
レースが中止された後、グエン・ドゥック・チュン市長が逮捕され、汚職で10年の禁固刑を言い渡された。ある関係者は『AFP通信』にこう語った。
「チュン氏なしでは、ハノイのレースの未来は暗い」。
市当局は2029年までF1グランプリ復活を否定していると考えられているが、これは確認されていない。
しかし、23歳の地元のファンはベトナムGP招致が失敗に終わったことに落胆している。
「本物のドライバー、F1マシン、レーシングチームを見たのは初めての機会だった。F1レースがどんなものかを感じたかった」
「実現しないのは悲しい。将来また開催されることを願っているよ」。