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EV新会社ソニー・ホンダモビリティ始動!2025年オンライン販売、日本は26年納車。高付加価値目指し協力者求む

2022年10月14日(金)4:32 am

10月13日、ソニーとホンダが50%ずつ出資し、資本金100億円の『ソニー・ホンダモビリティ株式会社(東京都港区)』が設立発表会見を行った。ホンダ出身の水野泰秀代表取締役会長兼CEOとソニー出身の川西泉代表取締役社長兼COOが登壇し、経営方針、商品投入計画や販売方法など現時点で決まっている大筋の部分について説明した。

■ソニーとホンダの知見と技術を結集したモバイルテックカンパニー

ソニー・ホンダモビリティは、二社の知見と技術を結集した「既存の自動車OEMとはまったく違った、ソフトウェアを中心としたモバイルテックカンパニー」と位置づけた。

他社とのパートナーシップ、新しいアイデアを採用し、既成概念を覆す「高付加価値型のEV車」の開発・販売やサービスの提供をし、業界の変革をリードしていくという。

■幅広い知を求む

また、カスタマー、パートナー、クリエイターの知を結集し、オープンで自由な環境作りに取り組むといい、「多様な知で革新を追求し、人を動かす。」を企業の存在意義とした。これは、「知を繋げ、最先端のテクノロジーへの挑戦を行い、人の感性や行動へ働きかけていく、人を動かしていくモビリティの革新を実現していく」ことを意味している。

■販売はオンラインのみ、日本は2026年後半に投入

販売はオンライン中心とし、顧客と直接繋がるネットワークを構築する予定だ。

第1弾の商品は、2025年前半から先行受注を開始し、同年中に発売を予定。2026年春に北米、2026年後半に日本へのデリバリーを計画している。

■生産はホンダに委託

生産拠点は生産委託先のホンダ北米工場を予定しているが、将来的には日本での生産も検討していくという。

バッテリーのサプライヤーなどは、生産委託先であるホンダに準ずることから、GEやLGなどが候補になってくる。

サービスの方向性は、車載ソフトウェアからクラウド上のソフトウェアまで一貫し、双方向性のあるモビリティ社会と、新しいエンタテインメントの創出を目指して設計していく。

■エンタメとF1、日本の技術力はEVでも世界をリードできるか?

ホンダは2年連続でF1ワールドチャンピオンに貢献したばかりだが、F1で鍛えられた人が各分野で活躍中だ。エンターテインメントで世界を笑顔にしているソニーグループと組んだこのソニー・ホンダモビリティでも、ホンダがF1で培った知見と技術と考える力が活きてくるとしたら、2025年には世界が驚くモビリティが誕生しそうだ。

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