F1日本GPで2年連続ワールドチャンピオンを達成したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の父親ヨスは、息子のマックスが今後数シーズンに渡りF1を完全に支配することができると考えているようだ。
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■ペレスもお手上げ「フェルスタッペンは別次元」
25歳のフェルスタッペンのチームメイトであるセルジオ・ペレスでさえ、日本GP後に現在アンタッチャブル(無敵)に近い存在であることを認めざるを得なかった。
「彼がひとたび快適さを感じれば、彼は別次元の走りをするんだ」とペレスは言う。
鈴鹿での日曜日のレースは、危険なコンディションと2時間の中断、2022年のFIAのレース運営に対する新たな批判、そしてフェルスタッペンに早期のタイトル獲得に必要なポイントが与えられるかどうかという混乱など話題づくしだった。
■フェルスタッペンの父「5年間はトップに立つ」
フェルスタッペンの父親で元F1ドライバーのヨスは、FIAが最終的にフェルスタッペンのタイトル獲得を宣言したとき、ヨーロッパの自宅で心地よくくつろいでいたという。
「普段は現場にいるんだけど、かなり長い間旅をしていて、日本に入国するのは簡単ではなかったんだ」と彼は『Viaplay』に語っている。
「昨年はプレッシャーに耐えられず、終わったときには信じられないほど強い感情に打ちのめされた」
「今年は、遅かれ早かれタイトルを獲得できると思っていたので、それとはまったく違っていたんだ」
そして今、フェルスタッペンの父は、息子が現在のレギュレーションが終了する2025年までずっとF1を支配し続けることができると考えている。
「ルールはほとんど変わらないから、フィールドはより近くなり、より良いレースができるだろうね」とヨスは語った。
「でも、強いドライバーは常にトップに立つ。もしレッドブルがこのままいけば、きっといい5年間が過ごせるはずだ」
■フェルスタッペンのマネジメントも「鈴鹿で決まって本当によかった」
50歳のヨス・フェルスタッペンは、自身の元マネージャーであるレイモンド・フェルミューレンと共同で息子のキャリアをマネジメントしている。
そのフェルミューレンはこう語る。「私はチームにタイトルの行方を尋ねていたんだが、彼らはよく分かっていなかったんだ。でも、最終的にタイトルは決まっていたんだよ」。
「ここで実現できて本当によかった」と鈴鹿で語った。
「シャルル(ルクレール)やチェコ(ペレス)と比べて、彼が雨の中でやっていたことやあのラップタイムは、別のカテゴリーのようだった」。