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【速報】FIA、レッドブルF1は“お金の使いすぎ”と発表。2チームに“昨年”のF1支出上限で有罪判決

2022年10月11日(火)1:13 am

F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)は、レッドブルF1とアストンマーティンの2チームが2021年のファイナンシャル・レギュレーション(財務規則)に違反し、有罪判決を下したと発表した。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が2022年F1日本GPでF1ワールドチャンピオン2連覇を決めたばかりの月曜日、FIAは2021年(昨年)のコストキャップ(支出上限)に関する調査結果を発表。

FIAの発表によると、レッドブルは「手続き上の違反」と「5%以下の軽微な支出超過違反」、アストンマーティンは「手続き上の違反」ということだ。

ウィリアムズは2022年5月に「手続き上の違反」があったことが判明し、その後チームは「適時、協力的かつ透明性のある方法」で是正していた。

「手続き上の違反」と「軽度の支出超過違反」は、金銭的な罰則および/または軽度のスポーツに関するペナルティにつながる可能性があるというが、具体的な罰則についてはこの時点では発表していない。

■レッドブルF1は10億円使いすぎ?

レッドブルは2021年中に1億4500万ドル(約211億円)と決められている支出上限を超えたということだ。つまり、レッドブルF1チームは支出上限の5%未満、725万ドル(約10億円)未満を超過していたということになる。

しかしFIAは、レッドブルが具体的にいくら上限を超えたのか、その方法や、どのような罰則が適用されるかなどについては明らかにしておらず、「現在、適切な行動を決定している」と述べた。

■FIAが発表した内容「罰則は後ほど発表」

「提出された報告書類の審査は集中的かつ徹底的なプロセスであり、すべての競技者は財務規則(ファイナンシャル・レギュレーション)の初年度における財務状況を評価するために必要な情報を提供し、全面的にサポートしてくれた。FIAコストキャップ管理局(The FIA Cost Cap Administration)は、すべての競技者がこのプロセスを通じて、常に誠意と協力の精神を持って行動したことに留意する」

「FIAはまた、この財務規則適用初年度(2021年)に関して、FIAコストキャップ管理局の介入は競技者の提出物を確認することに限定され、完全な公式調査が開始されなかったことに留意する」

「FIAコストキャップ管理局は現在、アストンマーティンとレッドブルに関して、財務規則に基づく適切な措置を決定しており、さらなる情報は規則に従って伝達する」。

■レッドブル、従うけど「提出したものと違って驚いたし失望した」

一方、レッドブルはこの調査結果に対して、SNS上で次のような声明を発表している。

「我々はFIAによる“財務規則違反”の調査結果に驚きと失望を持って受け止めている」

「2021年に提出した費用はコストキャップの上限を下回っていたため、関連する費用は2021年のコストキャップ額を下回っているとの考えに変わりはなく、FIAの調査結果を慎重に見極める必要があります」

「他者の推測や位置づけにもかかわらず、もちろんFIAのレギュレーションに基づいたプロセスがあり、我々はあらゆる選択肢を検討しながら、敬意を表して従うつもりだ」。

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