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2023年F1カレンダーは史上最多24戦が決定!F1日本GPは9月24日開催、ベルギーGPが夏休み前へ

2022年09月21日(水)4:44 am

2023年のFIA F1世界選手権のカレンダーが世界モータースポーツ評議会(WMSC)で承認され、今年より2戦多い全24戦にもなる史上最多のF1カレンダーが発表された。

2023年シーズンは、3月5日のバーレーンに始まり、11月26日のアブダビで幕を閉じるが、中国GPとカタールGPが再び登場した。最終戦の1戦前に予定された初開催ラスベガスでは新しいスタンダードになるという4日間の予定が組まれ、土曜日にナイトレースが行われる。

新しいグランプリが始まる一方で、フランスGPはうわさどおり非開催となった。

■夏休み前後のグランプリが変更

伝統的に夏休み後の後半戦の再開地だったベルギーは、7月末のハンガリーと連戦が組まれて夏休み前に移動し、代わりに夏休み後は人気急上昇のオランダから再開し、イタリアとの連戦が組まれた。

■日本GPは9月24日開催へ

伝統的に10月の3連休に合わせて開催されてきたF1日本GPだが、2023年は9月24日へと移動になった。2023年の「秋分の日」は23日土曜日のため3連休とはならず、日本のF1ファンにとっては金曜日と月曜日を意識しなければならないスケジュールになった。

前週開催のシンガポールGP(9月17日)は、日本の祝日では18日月曜日が「敬老の日」の3連休になっているため、日本GPからシンガポールGPという連戦のほうが多くの日本人にとってはF1のためにフル活用できたかもしれない。

しかし、アメリカ重視の運営に変わった近年のF1は伝統的なモナコ、スパ、モンツァですら特別視することはないと明言しているため、世界的に人気の高い鈴鹿サーキットでの日本GPも厳しいスケジュールになるのは致し方ないか。

■ステファノ・ドメニカリCEO「F1はかつてないほどの需要がある」

カレンダーの発表にあたり、F1のCEO兼社長ステファノ・ドメニカリは次のように述べた。

「世界各地で24のレースが開催される2023年のカレンダーを発表できることをうれしく思う。フォーミュラ1にはかつてないほどのレース開催への需要があり、スポーツ全体としてバランスを取ることが重要だ」

「我々はF1が強い勢いを保ち続けていることを非常にうれしく思っており、ヨーロッパ、アジア、アメリカ大陸で愛されている開催地に加え、ラスベガスのようなエキサイティングな新しい開催地を組み合わせてチャンピオンシップを開催できることは素晴らしいニュースだ」

■FIAスレイエム会長、100周年のル・マン24時間に配慮

FIAのモハメド・ベン・スレイエム会長は次のように述べた。

「2023年のFIAフォーミュラワン世界選手権カレンダーに24のレースが存在することは、このスポーツが世界規模で成長し、魅力を増していることのさらなる証拠だ」

「新しい開催地が加わり、伝統ある大会が維持されていることは、FIAがこのスポーツを健全に管理していることを示すものである」

「2023年は、FIAの2022年レギュレーションによって生まれたF1の新時代のエキサイティングなレースを、より多くのファンの皆様にお届けできることを嬉しく思っている」

また、2023年にル・マン24時間は100周年を迎えるが、「2023年のF1カレンダーを策定するにあたり、WMSCメンバーは権威あるル・マン24時間レースの開催時期も念頭に置いている」と述べた。

■2023年F1カレンダー(公式)

開幕戦 3月5日 バーレーンGP(サヒール)
第2戦 3月19日 サウジアラビアGP(ジェッダ)
第3戦 4月2日 オーストラリアGP(メルボルン)★1
第4戦 4月16日 中国GP(上海)★2
第5戦 4月30日 アゼルバイジャンGP(市街地)★1
第6戦 5月7日 マイアミGP(アメリカ、特設コース)★2
第7戦 5月21日 エミリア・ロマーニャGP(イタリア、イモラ)☆1
第8戦 5月28日 モナコGP(市街地)☆2
第9戦 6月4日 スペインGP(バルセロナ)☆3
第10戦 6月18日 カナダGP(モントリオール)
第11戦 7月2日 オーストリアGP(スピールバーグ)★1
第12戦 7月9日 イギリスGP(シルバーストーン)★2
第13戦 7月23日 ハンガリーGP(ブタペスト)★1
第14戦 7月30日 ベルギーGP(スパ)★2
<夏休み>
第15戦 8月27日 オランダGP(ザントフォールト)★1
第16戦 9月3日 イタリアGP(モンツァ)★2
第17戦 9月17日 シンガポールGP(市街地)★1
第18戦 9月24日 日本GP(鈴鹿)★2
第19戦 10月8日 カタールGP(ロサイル)
第20戦 10月22日 アメリカGP(オースティン)☆1
第21戦 10月29日 メキシコGP(メキシコシティ)☆2
第22戦 11月5日 ブラジルGP(サンパウロ)☆3
第23戦 11月18日 ラスベガスGP(アメリカ、市街地)★1※
第24戦 11月26日 アブダビGP(ヤス・マリーナ)★2
★:2連戦
☆:3連戦
※:ラスベガスはFIAサーキット公認の対象

史上最多24戦となる2023年は、2連戦は7回、3連戦は2回組まれ、世界を転戦するF1関係者にとっては過酷な旅となりそうだ。

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