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ウィリアムズのニコラス・ラティフィ「僕にはF1を続ける資格がある」

2022年08月23日(火)21:26 pm

ウィリアムズのニコラス・ラティフィが、自分はF1で戦うにふさわしいドライバーだと主張した。

2020年にウィリアムズでF1デビューを果たし、今年で3年目のF1シーズンを迎えているカナダ人ドライバーのラティフィだが、現時点では今季1ポイントも獲得することができていない唯一のフルタイムドライバーとなっている。

■シート喪失がうわさされるラティフィ

ラティフィがF1デビューしたとき、それは父親が経営する『ソフィーナ・フーズ』を通じて多額のスポンサーマネーを持ち込んだからだと言われていたラティフィだが、実際のところ、昨年まではチームメートだったジョージ・ラッセル(現メルセデス)に大きな差をつけられ、今年も新たなチームメートとなったタイ国籍ドライバーのアレクサンダー・アルボンのペースについていくことができていない。

こうしたことから、ラティフィに関しては今季限りでウィリアムズのシートを失う可能性が高いとうわさされている。もしそうなった場合、ラティフィがほかのチームのシートを獲得することは難しいと考えられており、事実上そこでF1キャリアを終えてしまうことになるだろう。

■パフォーマンスは向上してきていると主張するラティフィ

しかし、ラティフィは、最近では自分の調子が上がってきていると主張している。

「今ではかなりいい感じになってきているよ」

27歳のラティフィは『motorsport-total.com』にそう語ると、次のように続けた。

「僕は、マシンからも自分自身からも、より多くのものを引き出すことができるようになっている」

「僕はF1に残るに値すると思うよ」

「今年が始まったころはそうではなかったけれど、パフォーマンスは上がってきているし、チームは僕の結果を評価することができるよ」

■ウィリアムズF1マシンにも問題があった?

ラティフィは、今季序盤に苦戦を強いられたのは、マシンに技術的な理由があったのではないかと考えているようだ。

「シルバーストン(第10戦イギリスGP)でシャシーを変更したら、パフォーマンスがよくなったんだ」

「シャシーに問題があったと証明することはできなかったけれど、僕は99.9パーセントの確率でそれに何か問題があったんだと思っている。おそらく、僕が使用していたパーツと合っていなかったんじゃないかな」

「僕は、シルバーストンでは何も変えなかったんだ。モントリオール(第9戦カナダGP)の後は意気消沈していた。だけど、イギリスでは結果が上向いたんだ」

ウエットコンディションとなったイギリスGP予選で今季初めてアルボンを上回ってQ3に進出したラティフィだったが、夏休み前に行われた第13戦ハンガリーGPでも同じく雨のセッションとなったフリー走行3回目でトップタイムを刻んでみせている。

■後任候補筆頭はニック・デ・フリース?

しかし、第11戦オーストリアGP以降の予選と決勝では、またアルボンのパフォーマンスをしのぐことはできておらず、ラティフィが来季もF1に留まることができると考えている者はそれほど多くはないようだ。

ウィリアムズはすでにアルボンが2023年もチームに留まることを発表しているが、そのチームメートとなるドライバーはラティフィではなく、メルセデスのリザーブドライバーを務めるニック・デ・フリースが有力だろうといううわさもあるようだ。

ともあれ、ラティフィが2023年もF1に留まることができるかどうかは、今週末から始まるシーズン後半戦でどのような結果を残すかにかかってくるのは間違いないだろう。

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