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【レッドブル】フレキシブルフロアのうわさを強く否定「絶対に何の問題もない」

2022年07月22日(金)0:18 am

レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーが、自分たちの2022年型F1マシン『RB18』のフロアはレギュレーションに違反してなどいないと主張した。

全22戦で争われる2022年のF1もすでに半分の11戦を消化しており、今週末と来週末に2週連続開催される第12戦フランスGP(24日決勝)と第13戦ハンガリーGP(31日決勝)を終えると3週間の夏休みを迎えることになる。

■今季のタイトル争いをリードするレッドブル

現時点では、ドライバーズランキングは昨年のF1チャンピオンであるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がライバルのシャルル・ルクレール(フェラーリ)に38ポイント差をつけてトップに立っており、コンストラクターズランキングでもレッドブルがフェラーリに56ポイント差をつけている。

フェラーリも優れた2022年型マシンを持ち込んではいるものの、パフォーマンスと信頼性のバランスなどを考えれば、現時点ではレッドブルが今季のタイトル争いで優位に立っていると考えて間違いないだろう。

■アストンマーティンとウィリアムズはレッドブルF1マシンをコピー?

また、下位グループに属するF1チームたちに関して言えば、昨年はランキング9位だったアルファロメオが現時点では6位に浮上しており、昨年は1ポイントも獲得することができずランキング最下位に終わったハースが7位につけている。

その一方で、昨年ランキング7位だったアストンマーティンが9位、同8位だったウィリアムズが最下位の10位に位置するという状況となっている。

奇しくも、そのアストンマーティンとウィリアムズは同じように、レッドブルF1マシンのサイドポッド形状に似たアップグレードマシンを投入したものの、ここまでのところ、その成果はほとんどと言っていいほど見られていない。

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、その理由について次のように報じている。

「レッドブルのコピーはどれもうまくいっていない」

「なぜなら、レッドブルが(空気の)流れを安定させるためにクルマの下で何をしているのか、誰も正確には知らないからだ。サイドポッドの形状をコピーするだけでは意味がないんだ」

■レッドブルF1マシンのフロアは違法ではないとクリスチャン・ホーナー

実際のところ、F1関係者の中には、レッドブルが速いのは、マシンのフロアに違法な処理が行われているのではないかとの疑いの目を向けている者もいるようだ。

今季はレッドブルやフェラーリを追いかける立場となっているメルセデスのトト・ヴォルフ(チームCEO兼代表)は、最近、レッドブルF1マシンのフロアがフレキシブル(形状が変化する柔軟性を有していること)な性質を有しているのではないかとのうわさを耳にして「ショックだった」と語っている。

もちろん、そのうわさが真実であれば、レッドブルのF1マシンはレギュレーションに違反していることになる。

だが、レッドブルを率いるホーナーはそうしたうわさを強く否定している。

「それはまったくのでたらめだ」

そう断言したホーナーは、次のように付け加えた。

「我々のフロアには絶対に何の問題もないよ」。

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