あるF1チーム首脳が「ザウバーとアウディが2026年からF1でコラボすることはすでに決まっている」と語った。
フォルクスワーゲンの傘下にあるポルシェとアウディは、2026年からエンジンサプライヤーとしてF1参入することがほぼ確実な状況となっている。
■レッドブルとポルシェのコラボは今年のオーストリアGPで発表?
実際のところ、正式発表はまだ行われていないものの、これまでの報道によればレッドブルがポルシェと手を組むことになるのはもはや公然の秘密だと考えられている。
スイスの『Blick(ブリック)』紙は、レッドブルにとってのホームレースとなる2022年F1第11戦オーストリアGP(7月10日決勝)の舞台となるレッドブルリンクでそれが正式に発表されるだろうと報じている。
■アウディはすでにザウバー株の25パーセントを確保?
一方、アウディに関しては、協力関係を結ぶだろうとうわさされているチームがいくつかあるものの、まだあまり具体的な情報は伝わってきていない。しかし、アウディがどこかのチームと手を組む場合、その一部またはすべての買収を伴うことになるだろうと報じられている。
だが、あるF1チームの首脳によれば、その契約はすでに結ばれているのだという。そして、その相手は現在アルファロメオというチーム名で戦っているザウバーだという。
「ザウバーとアウディが、なぜいまだに協力関係を隠しているのか理解できないよ」
そう語った匿名のF1チーム関係者は次のように付け加えた。
「アウディは、少し前に25パーセントの株を確保した。そして、さらに50パーセントを取得することになる。これは本当に大きな金額だよ」
アウディに関しては、一時期マクラーレンの買収に動いたものの、マクラーレン側がこれを拒否したことで合意にいたらなかったようだとの報道も行われていた。
アウディがかつてBMWとも深い関係にあったザウバーとの提携に動いたとしても不思議なことではないだろう。
■この件に関するザウバーのボスのコメントは?
だが、現在ザウバーのマネジングディレクターを務め、アルファロメオF1チームの代表でもあるフレデリック・バスールは、この件について質問されると次のように答えている。
「私に言わせれば、ウィリアムズが有力候補だよ」
「彼らはフォルクスワーゲンやドイツと非常にいい関係を有しているからね」。