初の中国人F1ドライバーとなった周冠宇(ジョウ・グァンユ)が、2023年もアルファロメオのシートをキープできるかどうかはまだわからないものの、それほど心配はしていないと語った。
■周は2023年もアルファロメオのシートを確保できる?
今季は全22戦が行われることが確定しているF1だが、ここまでにすでに約3分の1にあたる7戦が終わっている。
この時点で、アルファロメオではメルセデスから移籍してきたバルテリ・ボッタスが40ポイントを稼いでドライバーズランキング8番手に位置しているのに対し、ルーキーの周はまだ1ポイントしか獲得することができず、ランキングも18番手となっている。
経験豊かなボッタスと単純に比較することはできないものの、最近では周が2023年もF1に残ることができるかどうかはわからないという噂も流れ始めている。
■ボッタスと周のコラボは「とてもいい」とチーム代表
しかし、アルファロメオのチーム代表を務めるフレデリック・バスールは、ここまでの周のパフォーマンスに満足しているようだ。
バスールは、それにはボッタスがうまく周をサポートしてくれていることもあるのだと次のように語った。
「バルテリはマシンに乗ると速いし、マシンから降りるとチームとうまくやっている。彼のやる気と取り組み方は素晴らしいよ。それに、周とのコラボレーションもとてもいいよ」
■計画通りに進めていけば不安はないと周
とはいえ、周自身は来年に向けてまたアルファロメオと契約を結ぶことができるかどうか、現時点では確信を持つまでには至っていないようだ。
「まだ今シーズンが始まったところだよ。だから、今後に向けての計画はまだないし、どういう計画になるのかもわからない」
「もちろん、かなり浮き沈みが多かったけれど、全体的にはここにいることをとてもうれしく思っているよ。そして、F1で自分の能力を伸ばすために、まだたくさんのレースがあるというふうに感じているんだ」
そう語った23歳の上海出身ドライバーは次のように付け加えた。
「すべてが計画通りに進めば、来年の計画についてあまり心配する必要はないと思っているよ」