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ピエール・ガスリーはレッドブル以外のF1チームに目を向けるべきだと元F1ドライバー そのチームとは?

2022年06月07日(火)10:51 am

スイス出身の元F1ドライバーであるマルク・スレールが、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)にはもうレッドブルと離別して新たなチームに移籍することを考えるべき時が来ていると主張した。

■2023年のレッドブル復帰チャンスが消えたガスリー

レッドブルとの契約下にあるフランス人ドライバーのガスリーだが、2019年にトップチームであるレッドブルで走るチャンスを得たものの、期待されたパフォーマンスを発揮することができず、シーズン前半を終えたところで再びセカンドチームのトロロッソ(現アルファタウリ)に降格された経験を持っている。

そのガスリーは、再びレッドブルのシートを得るのが目標だと言い続けてきており、レッドブルとの現在の契約が満期を迎える2023年にレッドブルへの復帰がかなわなければ、ほかのチームへの移籍も視野に入れることになるとしていた。

だが、レッドブルは先月末にセルジオ・ペレスとの契約を2024年まで延長したことを発表。ガスリーが2023年もしくは2024年にレッドブルに復帰するチャンスは消えてしまった。

レッドブル首脳であり、ドライバープログラムの責任者を務めるヘルムート・マルコは、レッドブルとしてはガスリーにはアルファタウリのリーダードライバーを務めて欲しいと語っているものの、F1関係者の中には26歳のガスリーが今後レッドブルとの契約を延長せず、2024年にはほかのチームへ移籍することを目指すだろうと考えている者も少なくないようだ。

■ガスリーはほかのチャンスにも目を向けるべきだとスレール

こうした中、70歳のスレールはドイツの『motorsport-total.com』に次のように語った。

「私はずっと、ガスリーがレッドブルのAチームでもう一度チャンスを得るだろうと思っていたよ」

「しかし、バルセロナ(第6戦スペインGP)の後で、レッドブルは行動に移すしかなかったんだ。ペレスであればうまくサポートすることができ、ライバルからポイントを奪うことができることがはっきりしたからね」

「これまで、彼らにはずっとそういう人物がいなかったんだ」

それゆえ、スレールはガスリーがレッドブルに代わるチームを探すのは正しいことだと考えているようだ。

「少なくとも、彼は周囲に目を向けるべきだよ」

■最も理にかなう選択肢はアルピーヌ?

そう語ったスレールは、ガスリーにとって最もふさわしい移籍候補はアルピーヌだろうと次のように続けている。

「私は、マクラーレンが彼にとってはいい選択肢かもしれないと思っている。しかし、私が最も理にかなうと思うのは、彼がアルピーヌに行くことだね」

「私は、誰もがガスリーの方がエステバン・オコンよりも優れていることを認めるだろうと思っている。だから、彼がアルピーヌで走らない理由はないんじゃないかな?」

■アルピーヌもガスリー獲得に興味を示すはず

アルピーヌはフランスを代表する自動車メーカーであるルノーのワークスF1チームだ。

そのアルピーヌには現在フランス人ドライバーのオコンとスペイン出身のフェルナンド・アロンソがいる。オコンはすでに2024年までの契約を結んでいるが、アロンソの契約は今季までとなっており、うわさではアルピーヌはアロンソに代えて昨年のF2チャンピオンであるオーストラリア人ドライバーのオスカー・ピアストリを起用する可能性もあると言われている。

「彼らはよく考えもせずにオコンと長期契約を結んだが、その理由は、彼らがチームにフランス人ドライバーを置きたかったからだよ」

「だが、もっと優秀なフランス人ドライバーを獲得できるのであれば、彼らは優秀な方を取るべきだよ」

そう語ったスレールは次のように付け加えた。

「多分、アルピーヌでもそのことを考えているんじゃないかな」。

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