F1第7戦モナコGP(モンテカルロ市街地サーキット)の2日目、気温26℃、路面温度45℃、照りつける太陽の下で、予選が行われた。
●【2022F1第7戦モナコGP】予選Q1-Q2-Q3のタイム、周回数
アルファタウリF1のジョディ・エジントン(テクニカル・ディレクター)は、「2台ともトップ10に入るチャンスがあったが逃した」と悔やんだ。また、予選前までは「晴れがいい」と思っていたが、今は複雑な心境で、「ウェットの方がいいかも」と戦略に悩んでいるようだ。
■2台ともトップ10に入るチャンスを逃した
ジョディ・エジントン(テクニカル・ディレクター)
予選:11番手、17番手
「予選まではマシンがうまく機能し、ドライバーも一歩一歩前進し、力強いパフォーマンスを見せてくれて、いい週末を過ごすことができた」
「しかし、残念ながらQ1の終盤にユウキ(角田裕毅)がバリアに接触して赤旗が出たため、全員がピットに入り、セッション終了前に最後のプッシュラップを行うことになった」
「問題は、この集団の前方に十分に近づくことができなかったことだ。そのため、2人のドライバーがチェッカーフラッグを受けるまでのマージンが少なく、ピエール(ガスリー)は1秒の差でそれを逃した」
「結局、ピエールをもう少し早く走らせることが必要だった。今は、なぜこのような結果になったのかを考えなければならない。なぜなら、これだけ競争が激しい中団争いでは、どんなアドバンテージも見過ごすわけにはいかないからだ」
「2台ともトップ10に入ることができる絶好のチャンスを逃してしまった。ドライバーもチームも今日は間違いなくそれに値するし、クルマも十分だった」
■晴れがいいと思っていたが今は複雑・・・ウェットの方がいいかも
「予選前に聞かれたら、ドライでクリーンなレースで2台がポイント圏内に入ることを望んでいる、と答えただろう。でも、今は複雑な心境で、ウェットレースのほうがいいかもしれない」
「でも、明日のレースでユウキが良いスタートを切れば、ポイント圏内に浮上することができる。ここではオーバーテイクは難しいが、あらゆるチャンスを逃さないようにする」
「ピエールにはいつもと違う戦略が必要で、それを活かせるようにしたい」。