F1第6戦スペインGPの決勝レースは気温36度・路面温度49度と猛暑の中で行われた。フェラーリはトップを独走中のシャルル・ルクレールがトラブルでリタイア、カルロス・サインツはスタートで失敗し、突風にあおられコースアウトしてしまい4位が精一杯だった。
●【2022F1第6戦スペインGP】決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数
■痛手だけどポジティブにとらえることが大切だ
フェラーリ代表:マッティア・ビノット代表
決勝レース:4位、リタイア
「今日の結果には明らかに満足していない。特にマラネロのチームは今シーズン、パワーユニットの開発で素晴らしい仕事をしてきただけに、パワーユニットに問題があって、シャルル(ルクレール)の優勝を奪ってしまったことは残念で仕方がない」
「カルロス(サインツ)は4位で、厳しい状況から復活した。おそらく、彼はまだF1-75のフィーリングをつかみきれていないのだろう。彼は粘り強く、状況を研究し、決してあきらめないので、早急にマシンに馴染めるようになると思う」
「このような結果になった以上、ポジティブな面を見なければならないと思う。最初の6戦が終わった時点で、各チームのパフォーマンスレベルやヒエラルキーを見極めることができると言ったが、今日はその通りになった」
「今日は、いいクルマができたと言るし、開発もうまく言ったと思う。バルセロナのコースは多くの点で要求が厳しく、通常、我々にとっては苦手なサーキットだが、F1-75は昨日も今日もコース上で最も速いマシンとなった。シャルルは快調にトップを走り、非常に良いレースペースで走っていた」
「これから、彼を止めた問題が何であったかを知ることになる。残念ながら、こういうことは我々にも競争相手にも起こり得ることだ」
「でも、今シーズンはまだ何戦か残っているし、来週に行われるシャルルのホームレースであるモナコを皮切りに、これからのグランプリで優勝争いができることを確認できたと思う」。