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フェルナンド・アロンソ「今の気持ちはインディ500挑戦よりもF1継続」今年のインディ500初日は佐藤琢磨がトップ!

2022年05月19日(木)20:00 pm

フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)は、インディ500で勝つという野望はひとまず封印しているようだ。

■これまでに3回インディ500に挑戦したアロンソ

今から5年ほど前に、世界3大自動車レースを制覇することが自分も目標だと語ったアロンソは、マクラーレンに在籍していた2017年にはF1モナコGPを欠場してアメリカのインディアナポリスで開催されたインディ500マイルレースに出走。決勝では何度かリードラップを奪う快走を見せたものの、エンジントラブルによる無念のリタイアとなってしまった。

2018年シーズンを最後にF1から離れたアロンソは、2019年にもマクラーレンのインディカー・チームから2度目のインディ500挑戦を行ったものの、このときは予選で敗退し、決勝を走ることはできなかった。さらに、2020年に行った3度目の挑戦では無事初完走を果たしたものの、順位は21位に終わっている。

世界3大自動車レースのうち、すでにF1モナコGPとル・マン24時間レースを制しているアロンソにとって、残されているのはインディ500だけとなっている。しかし、現在のアロンソはF1に完全に集中しており、インディ500への挑戦は考えていないようだ。

■あと数年はF1を続けたいとアロンソ

昨年3年ぶりにF1復帰を果たし、今年もアルピーヌF1マシンのステアリングを握る40歳のアロンソは母国スペインの『AS』紙に次のように語った。

「インディに関しては、2018年にほかの挑戦のことが頭にあったから、(F1から)数年離れると決めたんだ。そして、新しいレギュレーションが導入されればF1に戻って頑張ることに意味があるのではないかという気持ちになったんだ」

「だから、長期的な計画は立てず、フィーリングで決めているんだ。そして、今の気持ちは、あと数年はF1を続けたいと思っているよ」

今年もF1モナコGPとインディ500の決勝開催日は重なっており、当然アロンソは今年が最後かもしれないとも言われているモナコGP(29日決勝)に出走することになる。アロンソが再びインディ500に挑戦するときが来るとすれば、それはF1を完全に引退してからのことになりそうだ。

ちなみに、今年のインディ500は今週からプラクティスが始まっており、初日の17日(火)に行われたセッションではこれまでに2度インディ500チャンピオンとなった実績を持つ日本人ドライバーの佐藤琢磨がトップタイムを刻んでいる。

■2023年もアルピーヌのシートを確保できるかどうかは不透明

一方、アロンソとアルピーヌが結んでいる現在の契約は2022年までとなっており、2023年もアロンソがアルピーヌで走ることになるかどうかはまだ不透明な状況だ。

というのも、すでにエステバン・オコンと2024年までの契約を結んでいるアルピーヌは、現在リザーブドライバーとして登録されている2021年のF2チャンピオンであるオスカー・ピアストリをアロンソに替えて起用したいと考えていると噂されているためだ。

「僕はあと数年続けられるくらい、身体的にも精神的にも新鮮だと感じているよ」

そう語ったアロンソは、自身のアルピーヌとの契約延長について次のように付け加えた。

「夏休みの前になるのかあとになるのかはわからないけれど、ニュースを期待しているよ」。

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