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ハミルトンとベッテルの抗議に「FIAをバカにするのは子供じみてる」とシューマッハ

2022年05月12日(木)22:55 pm

元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)とセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)の抗議を「子供じみてる」と評した。

■脅していたハミルトン、FIAとの“戦い”をあきらめる

新型コロナウイルスで無事に陰性となりF1マイアミGPでF1レースディレクターを務めたニールス・ヴィティヒは、初開催のストリートレースを前にした書簡で、“チェック”により宝石類の持ち込み禁止を徹底させる考えを改めて示していたが、ハミルトンはFIAがジュエリーを外すことを強制するのであれば、レースをボイコットすると“脅し”ていた。

4連覇中のワールドチャンピオン、ベッテルはマイアミで「ルイスを特別視しているように感じる」と語っていた。

実際、ハミルトンは金曜日のFIA公式記者会見で複数の時計、チェーン、ピアスを身につけて抗議し、ボイコットすると脅していた。

「控えドライバーもいるし、週末に向けて準備万端だ。とにかく街ではいろいろなことが行われているから、どちらでもいいんだ」

結局、ハミルトンはFIAから、すぐに取り外すことができないと主張する特定のピアスに限り、2年間の免除を受けることを提案され、“戦い”をあきらめることになった。

7度のワールドチャンピオンは「僕は16年間このスポーツをやってきて、16年間ジュエリーをつけてきたんだ。クルマの中ではイヤリングと鼻ピアスしかしていないよ」

■ベッテル、僕たちは自分で選択できる年齢だ

4度のタイトル獲得経験を持つベッテルは金曜日、オーバーオールの外側にパンツを履くという滑稽な方法で、FIAがドライバーの下着選択を禁止していることへの皮肉を込めた抗議も行っている。

「本当に、それが僕らが話せる一番エキサイティングなことなのかな」とドイツ人は口にした。

「もちろん、クルマに火がつけば、それはそれで不愉快なことだ。だけど、一方で、ある程度は個人の自由であり、僕たちはクルマの中だけでなく、クルマの外でも選択できる年齢だよ」

■ラルフ・シューマッハ、2人は「子供じみてる」

一方、ラルフ・シューマッハは、そんなハミルトンとベッテルの抗議を「子供じみてる」と評し、「彼らは安全のために努力するべきだ」と彼は『Sky Deutschland(スカイ・ドイツ)』に語った。

「特にロマン・グロージャンの事故の後では、ドライバーたちは(重大性を)もっとよく知るべきだ」

「FIAは絶対に正しい。F4やF3の若手は、F1ドライバーがルールを守っていることを見るべきだ。ベッテルやハミルトンのような最も経験豊富な人たちがFIAをバカにするのは、子供じみてると思う」。

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