21年前、アイルトン・セナはフェニックスで開催されたF1アメリカGPをマクラーレンのドライバーとして制した。それから21年後、甥のブルーノ・セナが新型マクラーレン・アルトゥーラでF1初開催となったマイアミGPを走行した。
■ブルーノ・セナ「スムーズでアグレッシブで楽しい」
マクラーレンアンバサダーを務めるブルーノ・セナは、モーターとV6エンジンで組み合わされたスーパーカーを次のように語った。
「マクラーレン・アルトゥーラを、マイアミのダイナミックで自由度の高い新しいグランプリサーキットで走らせることができたのは本当に素晴らしいことだった」
「アルトゥーラは特にサーキットで真価を発揮するマシンであり、EモーターとパワフルナッセV6エンジンの組み合わせによりスムーズで洗練されていながらもアグレッシブなエッジが効いているんだ。予測可能で楽しく、週末に最適な乗り物だよ」
■妥協のない電動化を実現
新型マクラーレン・アルトゥーラは、ハイパフォーマンス・ハイブリッド(HPH)スーパーカーで最大の市場であるアメリカで7月から納車が予定されている。
ツインターボ3.0リッターV6エンジン、アキシャル・フラックスEモーター、エネルギー密度の高いバッテリーパックにより新しいハイブリッドパワートレインを搭載し、妥協のない電動化を実現した。
パワーは680PX(671bhp)、トルクは720Nm(531lb ft)で、0-60mphの加速は3.0秒、最高速度330km/hで、EV走行も可能だ。
トランスミッションは新開発の軽量8速で、新設計のリアサスペンション、改良型電動油圧式ステアリング、そしてプロアクティブ・ダンピング・コントロールの俊敏性が向上した。