FIA(国際自動車連盟)は先週イモラで行われたピレリタイヤテストでフェラーリが規則を破ったとの見方を否定した。
2チーム(うち1チームはマクラーレンと思われる)が、シャルル・ルクレールがチームメイトのカルロス・サインツと異なる仕様のフロアを走らせたことに不満を訴えたと報じられている。
タイヤテストは、チームがクルマの開発テストに使用することはできない。先週イモラで走行していたのは、他にアルファロメオとレッドブルのセカンドチームであるアルファタウリだった。
■サインツ「ピレリかフェラーリに聞けばいい」
マラネロを本拠地とするフェラーリはコメントせず、スペイン人のサインツはマイアミで次のように述べた。
「今のところ、そのようなことは何も知らない」
「フロアの仕様については、イモラテストで何を走ったか、ピレリかフェラーリに聞けばいいよ。今言えることは何もない。まったくわからないんだ」
■違うフロアを使った事実が判明・・・
しかし、FIAがこの問題を調査した結果、フェラーリが2種類の仕様のフロアを走らせたことがわかったものの、それは最初のフロアがダメージを受けたからだと結論づけたことが明らかになった。
1つはイモラ仕様、もう1つはバーレーンのプレシーズンテストで使用されたもので、どちらも新開発のフロアではなく既存のフロア仕様だったという。