F1マネジングディレクターであるロス・ブラウンは、F1が2023年シーズンに「スプリントレース」を2倍に拡大することを望んでいるようだ。
今年、F1チームは拡大に同意せず、2年連続でスプリントは3回に落ち着くことになった。
しかし、メルセデスのジョージ・ラッセルは、2022年最初のスプリントが開催されたイモラを「行列」と呼び、2023年に土曜日のスプリントレースが増えることには賛成していないようだ。
■メルセデスは抜けなかったが・・・数多くの追い抜きがあった
「私の経験から、上位にいないドライバーは何もかもが嫌なものだと知っている。これは単なる心理学だ」と、元チームボスやオーナーを経験したブラウンはイモラで語った。
「確かにメルセデスの2台は誰も追い抜くことができなかったが、メイン集団の真ん中や、先頭集団では多くの追い抜きがあったんだ」
■スプリントならファンが3日間楽しめる
ブラウンは『Algemeen Dagblad(アルゲミン・ダグブラッド)』紙に、2023年にはスプリント・ウィークエンドを3回から6回に倍増することで各チームに合意してほしいと語っている。
「チーム全員がその価値を理解してくれるだろうと楽観視している」
「スプリント・ウィークエンドの金曜日は予選が行われることも忘れてはいけない。つまり、ファンにとっては3日間の戦いになるわけで、それを無視するわけにはいかない」
■新世代マシンは成功
「素晴らしいショー、多くのバトル、オーバーテイク。我々はこのマシンが互いに接近して抜きつ抜かれつを展開できる能力があることを証明した」
「そう、DRSのせいだと言う人もいるかもしれないが、実際には相手に十分に近づかないとDRSを使うことはできないんだ。だから、全体としては成功だったと思う」。