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シューマッハの頃を思い出すフェラーリ代表「チームオーダーはまだ必要ない」ルクレールは魔術師、サインツは分析派

2022年04月24日(日)18:34 pm

シャルル・ルクレール(フェラーリ)が圧倒的なチャンピオンシップリーダーの位置にいるが、フェラーリのカルロス・サインツは、正式な「ナンバー2」の役割に降格されることはまだなさそうだ。

■オーダーは必要ない。真のライバルはフェルスタッペン

サインツにとって悲惨な週末となったメルボルンと、イモラで金曜日に開催された予選Q2でのクラッシュの間に、サインツとフェラーリは新しい2年契約を発表した。

そして、サインツがナンバー2になるという条項は存在しないと、ボスのマッティア・ビノットは主張する。

「いいや、どちらも可能な限り自分を表現する権利を持っている」とビノットはイタリア紙『Corriere della Sera(コリエーレ・デラ・セラ)』に語っている。

ドライバーズ選手権ではスプリントを終えた時点で、トップのルクレールはランキング2位のサインツに40ポイントもの差をつけており、この2人のポイントによってフェラーリがチームランキングを大きくリードしている。

ビノット代表は「現時点でオーダーは必要ない」と言う。

「メルボルンでのミスがなければ、(オーストラリアGP終了時点で)カルロスは世界選手権で2位につけていたはずだ。そして、もし彼が勝てば、真のライバルであるフェルスタッペン(レッドブルF1)からポイントを奪うことになる」

■ルクレールは戦いの魔術師、サインツは分析派

フェラーリの現在のペアについて尋ねられると、ビノットはこう答えた。

「ルクレールは幅広い力を持っていて、サーキット全体を掌握している」

「彼がリードしていれば、彼を打ち負かすのは非常に難しい。彼は戦いの魔術師なんだ」

「カルロスは一生懸命やっている。彼は速いドライバーで、データを分析するのが得意なんだ。彼は適応し成長する方法を知っているけど、まだ時間が必要だ。でも、彼はいつもそこに到達するんだ」

■ミハエル・シューマッハの頃を思い出す

ルクレールが少なくとも事実上のフェラーリのお気に入りであることは明らかで、ビノットはメルボルンでのパフォーマンスについて、ミハエル・シューマッハと仕事をしていた頃を思い出すと語った。

52歳のビノットは「あの頃のいい思い出が甦ったような気がした」と話す。

「このようなパフォーマンス・アドバンテージで勝利するのは久しぶりだった。個々のレースで勝ちたいとか、世界選手権で勝ちたいとか、そういう気持ちだけじゃなくて、ハングリー精神がある。あれはそれ以上のものだよ」。

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