伝えられるところによれば、レッドブルは先週末にメルボルンで開催された今季のF1第3戦オーストラリアGP決勝でマックス・フェルスタッペンをリタイアに追い込んだマシントラブルの原因を特定することができたようだ。
今年はシーズン序盤からフェラーリが圧倒的な強さを発揮する一方で、2021年のF1チャンピオンであるフェルスタッペンは開幕戦に続きオーストラリアでもリタイアに終わり、すでにランキングトップのシャルル・ルクレール(フェラーリ)には46ポイント差をつけられ、ランキングも6番手に沈んでしまっている。
こうした中、レッドブル首脳のヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)は、ドイツの『Speed Week(スピードウィーク)』に次のように語った。
「我々はマックスのマシンに発生した燃料漏れの原因を解明することができた」
しかし、マルコは来週末にイモラ・サーキットで行われる第4戦エミリア・ロマーニャGP(24日決勝)までにそれを修復できるかどうかはまだ分からないと認めている。
「この問題は非常に複雑なんだ」
そう語った78歳のマルコは次のように付け加えた。
「この問題は、バーレーンで起こったこととは全く違うものなんだ」
24歳のオランダ人ドライバーであるフェルスタッペンは、メルボルンで今季2回目のリタイアとなった直後には怒りと失望をあらわにしていた。しかし、レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、2022年のF1タイトル争いはまだ終わったわけではないと主張している。
「我々にとって勇気づけられることは、基本的には我々には速いマシンがあるということだ」
「マックスは反撃するだろう」
そう語った48歳のホーナーは次のように付け加えた。
「もちろん、マックスはリタイアした後には苛立っていたよ。だが、今シーズンは10パーセントちょっとが終わっただけだ。まだ先は長いよ」