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フェルスタッペンとの高額契約は「普通のこと」だとレッドブル首脳

2022年04月15日(金)9:30 am

レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコが、マックス・フェルスタッペンと2028年までF1史上に例を見ないと言われるほどの条件で契約を更新したことを後悔してなどいないと主張した。

2021年に初のF1ドライバーズタイトル獲得を達成した24歳のフェルスタッペンだが、その新契約によって、すでに7回F1チャンピオンとなった実績を持つルイス・ハミルトン(メルセデス)よりも高額の報酬を受け取ることになると考えている者もいるようだ。

この件について質問されたマルコは、フェルスタッペンの母国オランダの『Formule 1(フォーミュレ1)』誌に次のように答えた。

「それが本当かどうかは私には分からないよ。私はハミルトンの契約がどうなっているのか知らないからね」

「しかし、マックスがF1チャンピオンとしてより多くの収入を得ることは、私からすれば普通のことだと思うよ」

「私はマックスが成し遂げたことを誇らしく思っている」

「それは、あの時点で彼をF1に連れてきたのが正しい選択だったということを裏付けるものだ。そして、当初あった懐疑的な見方もすべて封じ込めたんだ」

マルコによれば、フェルスタッペン本人、その父親であるヨス・フェルスタッペン、マネジャーを務めるレイモンド・フェルミューレンらとの交渉は非常に順調に進んだと語り、「新しい契約のために年数を変更する必要があっただけだった」と付け加えた。

実際のところ、フェルスタッペンと2028年までの長期契約を結ぶことができて安心したか、と尋ねられたマルコは次のように答えている。

「ああ、少しね。長い目で見れば、我々がタイトルを狙えるマシンを彼に与えることができなかったときには、私も彼がどこかよそへ行くのではないかと恐れていたよ」

だが、今年はフェラーリが非常に強さを発揮している中、フェルスタッペンはここまでの3レース中2レースでマシントラブルによるリタイアとなってしまい、すでにランキングトップのシャルル・ルクレール(フェラーリ)とは46ポイントもの大差がついてしまっている。

もしこうした状況が今後も続くようなことになれば、フェルスタッペンの契約には「解除条項」があるはずだという報道が行われることになるのは間違いないだろう。マルコにとっても再び恐れを感じる日々がやってくる可能性はありそうだ。

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