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「バーレーンに行けば本当のことがわかる」とフェラーリのボス

2022年03月01日(火)19:12 pm

フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットが、自分たちがライバルチームたちより「数か月先を行っている」という指摘は間違いであり、各F1チームの本当の力は開幕戦F1バーレーンGP(20日決勝)が始まってみなければわからないと主張した。

先週、バルセロナで行われた今年最初のプレシーズンテストでは、フェラーリがかなり好調な出だしを切ったように見えた。

ルイス・ハミルトンは、自分が所属するメルセデスや2021年のF1タイトルを争ったレッドブルは、フェラーリほどには2022年型F1マシンの開発に時間をかけることができなかったことから、それが差となって現れるだろうと示唆し、次のように語った。

「僕は、昨年の彼らはあまり(2021年型マシンの)開発を行わず、この(2022年型)マシンにすべてを注ぎ込んだのだと推測しているよ」

「だから、彼らは数か月先を行っているんじゃないかな?」

しかし、このハミルトンのコメントに関して質問されたビノットはテレビ局『Sky Italia(スカイ・イタリア)』に次のように答えた。

「ひとたびバーレーンに行けば、実際には2か月も3か月も先を行っているのは彼らの方であることがわかるはずだよ」

「我々にとってはいいベースを作ることが重要だった。しかし、我々の前には非常に長いシーズンが待ちかまえているし、最初のレースから非常に激しい競争になると予想しているよ」

ビノットはさらに、メルセデスやレッドブルは先週のバルセロナテストでは本当の力を隠していたはずだと次のように続けた。

「レーシングチームは自分たちのマシンの本当のポテンシャルを隠すものだよ」

「さまざまなマシンのパフォーマンスを正確に分析するには、かなり時期尚早だよ」

また、ビノットは、多くの2022年型マシンが「ほぼ同等の」ラップタイムを記録しながらも、非常に違って見えることに驚いたと語り、次のように付け加えている。

「シーズンが進むにつれて、フィールドはさらに接近してくると想定しているよ」

一方、2022年のF1マシンはシャシーそのものがダウンフォースを発生するグラウンドエフェクトカーとなっているが、それによって高速走行時にマシンが上下に跳ねるような動きを見せる「ポーポイズ現象」がフェラーリを含む多くのマシンで発生することがバルセロナで明らかとなっている。

だが、ビノットは、フェラーリはその問題で大きく苦しむことはないと考えているようだ。

「それは予期していなかった問題だ。だが、深刻なものではないよ」

そう語ったビノットは次のように付け加えた。

「それはかなりうまく解決できるよ。我々はすでに、何らかの形で軽減することができている」

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