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ロシアのウクライナ侵攻でF1王者たちが反応、ベッテルは強い口調でロシアGPには「行かない」と断言

2022年02月24日(木)21:09 pm

2022年2月24日(木)、スペインのバルセロナ・カタロニア・サーキットでプレシーズンテスト2日目の午前中のセッション後、記者会見に臨んだセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)が、ロシアがウクライナに軍事侵攻している中、F1ロシアGPに「行くべきではない、行くつもりはない」と強い口調で語った。

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■F1はコメント避ける

現在、ロシア軍がウクライナに軍事侵攻して市民にも死傷者が出ているという報道がなされている中、24日の午前中、F1はロシアGPに関する声明を発表した。

「F1は他の多くと同じように非常に流動的な展開を注意深く見守っています。現時点で9月に予定されているレースについてこれ以上のコメントはありません。我々は状況を注意深く監視し続けます」

■4冠王者のベッテル「行くつもりはない」

政治的な話とはいえ、ロシア軍がウクライナに軍事侵攻しているという非常事態が起こっている中、F1界では「ロシアGPは開催されるのだろうか?」という疑問が出てくるのは当然だろう。ロシアGPの舞台となるソチは黒海に面しており、ウクライナとはかなり近い位置にある。

そんな中、GPDA(グランプリ・ドライバーズ協会)会長も務める4冠王者のベッテルが強い口調で語った。

「個人的な意見として、朝のニュースにショックを受けた。僕は行くべきではないし、行くつもりはない。僕たちはその国(ロシア)でレースをすべきではない」

「くだらない理由で殺されている人々が気の毒だ。非常に奇妙、狂ったリーダーシップだ」

「今後の成り行きを見守ることになる」としながらも「僕自身はもう決断している」と語った。

■フェルスタッペン「間違っている」

新F1王者のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、この非常事態に対して「国が戦争をしているときに、そこでレースをするのは間違っている」と語った。

■2冠王者のアロンソ「F1がベストを尽くしてくれる」

2冠王者のフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)はこう語った。

「それはF1の判断になる。ドライバーとして、僕らには僕らの決定があるし、それはきっとみんなと同じだと思うけど、僕らには決定権がないんだ」

「僕たちは自分たちの決断を下すことはできるけど、F1がベストを尽くしてくれるだろう」

■ハースF1代表、公式記者会見は欠席

お昼のF1公式記者会見に出席予定だったハースF1チームのギュンター・シュタイナー代表は欠席した。その理由をF1は「出席できなくなった」と述べている。

ハースF1チームは『ウラルカリ(URALKALI)』というロシア企業とスポンサー契約をしており、ロシア人ドライバーのニキータ・マゼピンを抱えている。

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