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【ウィリアムズ】セナのロゴをはずしたのは未来に目を向けるため

2022年02月17日(木)17:35 pm

ウィリアムズでは、未来に目を向けていくために、F1マシンからアイルトン・セナを記念するロゴをはずすことにしたようだ。

1994年のF1第3戦サンマリノGPにおいて、ウィリアムズF1マシンを駆っていた伝説的F1ドライバーであるアイルトン・セナが事故死するという悲劇が起きてしまったが、それ以来ウィリアムズはセナを追悼するためにずっとF1マシンのノーズもしくはその近くに毎年『SENNA』のロゴを配してきていた。

だが、もはやチームの伝統であり、象徴的な存在ともなっていたその『SENNA』のロゴが15日(火)に発表されたウィリアムズの2022年型マシン『FW44』には施されていないことが明らかとなった。

ウィリアムズは、2020年にチームオーナーが変わり、チーム設立者であるフランク・ウィリアムズやその娘であり、チーム副代表を務めていたクレア・ウィリアムズもチーム運営から完全に手を引いている。しかし、新オーナーはウィリアムズというF1において素晴らしい歴史を持つチーム名称はそのままとし、チームの伝統を継承していくとしていた。

しかし、2021年11月にフランク・ウィリアムズが死去したこともあり、その方針にも少し変化が起こってきているのかもしれない。

新オーナーであるドリルトン・キャピタル社のもとでチーム代表としてウィリアムズを率いているヨースト・カピートは、この件について次のように語った。

「将来に向けて前進したいと思うがゆえの決定だったんだ」

「新しい時代を迎え、新しいマシンとなる。そして、我々はアイルトンを讃えるための特別なエリアがある我々の博物館の改装を行った」

「我々は未来に目を向ける必要があるし、ドライバーがマシンに乗るたびに『S』を見ることで何が起こったのかを思い出させるようなことをすべきではないんだ」

カピートによれば、ウィリアムズは今回の決定に関して事前にセナの家族やアイルトン・セナ財団に相談してはいなかったという。

「我々としては、セナ財団への寄付を増額するためにセナ家に連絡をとる予定にしている」

そう語ったカピートは次のように付け加えた。

「我々はこの財団のプログラムを信じているし、それは多くの人々を助けている。今後我々がここでどういう形でさらなる貢献を行うことになるのかはまだ決定していないよ」

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