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ミック・シューマッハはフェラーリに昇格する準備が整っているとF1最高責任者

2022年02月02日(水)5:15 am

ミック・シューマッハ(ハース)には、フェラーリのフルタイムドライバーにステップアップできるだけの能力がある。

そう考えているのは、現在F1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリだ。ドメニカリは2014年シーズン序盤までフェラーリに在籍していた人物であり、ミックの父であるミハエル・シューマッハとも長く仕事をしていたことがある。

現在フェラーリにはすでにシャルル・ルクレールとカルロス・サインツという「2人の素晴らしい若いドライバー」がいることも分かっていると語ったドメニカリは、ドイツの『Redaktionsnetzwerk Deutschland(レダクシオンズネッツァーク・ドイチュランド)』に次のように付け加えた。

「しかし、ミックに準備が整い、チャンスが与えられれば、彼はそれをつかむだろう」

フェラーリのアカデミードライバーである22歳のシューマッハは、今年もフェラーリエンジンを搭載するハースで2年目のF1シーズンを迎えることになっている。

だが、フェラーリは、今年はフォーミュラEに参戦しているアントニオ・ジョビナッツィと共にシューマッハを2022年のリザーブドライバーにも指名しており、レギュラードライバーに何かあれば2人のうちいずれかがフェラーリで代役を務めることになっている。

これはフェラーリがシューマッハを次期ドライバー候補として考えていることを示すものであるのは明らかだ。

ちなみに、ルクレールの現在の契約は2024年まで、サインツの契約は2023年までとなっている。しかし、フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットは、スペイン人ドライバーであるサインツとの契約を更新する可能性が高いことを示唆している。そうなれば、シューマッハが将来フェラーリにステップアップするとしても、それはまだしばらく先のことになりそうだ。

ともあれ、ドメニカリは、今年のハースF1マシンがシューマッハの実力を示すに十分なものであることを願っているようだ。

「ミックは非常にいい仕事をしているが、2021年は自分のスキルを発揮できるマシンがなかったことに苦しめられたんだ」

そう語った56歳のドメニカリは次のように付け加えた。

「新しいハース(F1マシン)が彼にその才能を示すチャンスを与えてくれることを本当に願っているよ」

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