F1が、2022年からドライバーやチームスタッフはもちろん、パドックに入る関係者全員に新型コロナウイルスのワクチン接種を義務づけることになるとの報道を正式に認めた。
最近、ランキングトップのテニスプレーヤーであるノバク・ジョコビッチが全豪オープンを前にオーストラリアから国外退去を命ぜられるという“事件”があったが、メルボルンで4月10日に決勝が予定されている今季のF1第3戦オーストラリアGPの主催責任者であるアンドリュー・ウェスタコットは、これに関してはF1も例外扱いはされないと次のように語っていた。
「これらのルールはF1、FIA(F1統括団体の国際自動車連盟)が理解しており、(F1の)競技規則に書き加えられることになる」
そして、このほどイギリスの大手メディアである『BBC』と、ロンドンに拠点を置く『Times』紙が、F1が2022年シーズンからワクチン摂取を義務づけることを確認したと報じた。
さらに、ドイツの『DPA通信』も、F1のスポークスマンが「渡航するすべての従業員全員にワクチン接種を義務づける」ことになると語ったと報じている。
また、イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』も、F1のスポークスマンの次のようなコメントを引用している。
「F1は、すべての要員に免除なしの完全な予防接種を義務づけることになる」