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「ラッセルは来年ハミルトンのライバルになれる」とウィリアムズのボス

2021年11月29日(月)19:10 pm

ウィリアムズのチームCEOを務めるヨースト・カピートは、2022年にメルセデスに移籍するジョージ・ラッセルはこれまで7度F1王座に就いたルイス・ハミルトンを必死にさせることができるだろうと考えている。

メルセデスは、2017年からハミルトンのチームメートを務めてきたバルテリ・ボッタスとの契約を更新せず、ジュニアドライバーとして育成してきたイギリス出身ドライバーのラッセルを2022年にハミルトンの新たなチームメートに据えることを決定している。

もちろん、それが23歳のラッセルにとっては大きなチャンスとなるのは確かだ。しかし、その一方でラッセルを失うことになったウィリアムズにとっては損失であることも確かだろう。

「もちろん、彼がいなくなることを悲しく思っているよ」

ドイツのテレビ局『Sport1(シュポルト1)』にそう語ったカピートは次のように続けた。

「その一方で、私は彼が絶対的なトップチームの一員になることをうれしく思っているよ。彼はウィリアムズで多くのことを学んだし、間違いなくそれに相応しいからね」

「もちろん、我々としては彼をキープしたいと思っていた。だが、我々はアレックス・アルボンといういい後任を見つけることができた。彼はこのチームにすごくうまく合うよ。ハングリーだし、ウィリアムズと共に次のステップに進むに相応しい人材だ」

2022年シーズンにはラッセルがメルセデスでハミルトンにチャレンジできるだけの準備が整っていると思うかと質問されたカピートは次のように答えている。

「ああ、彼にはできるよ」

「私は多くのドライバーたちと仕事をしてきた。だが、ジョージは本当に素晴らしいし、自分を支えるチームを構築することもできるんだ」

「本当に重要なのは、プレッシャーに負けない彼の強さだ。プレッシャーが大きければ大きいほど、彼は強くなるんだ」

だが、F1関係者の中には、ラッセルが常に勝利やタイトルを狙えるようになるのは2023年であり、2022年はメルセデスの環境に慣れるための期間になるのではないかと考えている者もいる。

だが、カピートは「違うね」と語り、次のように付け加えている。

「ジョージは精神的にも技術的にも強く、すでにルイスにプレッシャーをかけることができるだけの強さを持っている。そして彼もそうしたいと思っている。だからこそ、彼は戦うのさ」

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