マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が、もし今季F1チャンピオンになることができたら、2022年には自分のマシンにチャンピオンにのみ許されるカーナンバー1を付けたいと思っていることを認めた。
フェルスタッペンは先週末に行われた今季のF1第18戦メキシコGPで勝利し、タイトル争いのライバルであるルイス・ハミルトン(メルセデス)に19ポイント差をつけて残り4レースに臨むことになっている。
そして、もし今週末に行われる第19戦サンパウロGPでも勝利すれば、事実上マッチポイントを握ったも同然の状態となると考えている者もいる。
しかし、それに関して質問を受けたフェルスタッペンは、微笑みを浮かべながら次のように答えている。
「僕はテニスは苦手なんだ。だから、マッチポイントの話はやめておこうよ」
だが、フェルスタッペンは、もしも今年のF1ドライバーズタイトルを獲得することができたら、2022年のマシンには現在の33ではなく1を付けて走りたいと思っていることを認め、次のように続けた。
「こういうチャンスがどれほどあるかなんて誰にも分からないよね?」
「それに、それはマーケティング面でも賢いやり方だよ」
以前のF1は前年度のチャンピオンがカーナンバー1を付け、それ以外のドライバーはチームランキング順にナンバーがふられていた。
だが、2014年からは個々のドライバーが自分の好きなナンバーを付けることが認められており、チャンピオンとなった者だけが1を選択することもできるルールになっている。
そして、2014年にチャンピオンとなったハミルトンは1を付けることを選択せず、そのままずっと44を付けて走っており、2015年以降はF1にカーナンバー1のマシンがない状態が続いてきている。
もし、今季フェルスタッペンがチャンピオンになれば、2022年には久々にカーナンバー1を付けたF1マシンが見られることになりそうだ。
一方、フェルスタッペンは現在、ブラジル出身の元F1ドライバーであるネルソン・ピケの娘と交際していることで知られている。
そして、サンパウロGP開幕を前に、ブラジルでフェルスタッペンがピケと会って話をしている画像などがソーシャル・メディアにも取り上げられている。
3回F1チャンピオンとなった実績を持つピケから何かアドバイスを受けたのかと訪ねられたフェルスタッペンは次のように答えた。
「僕は彼にアドバイスを求めたりはしなかったよ。それは必要ないからね。だけど、彼の家族と一緒に楽しい時間を過ごしたよ」
「僕はレース以外では仕事の話をするのはあまり好きじゃないんだ。だけど、ネルソンが信じられないようなクルマでいっぱいの夢のようなガレージを持っているってことは言えるよ。僕もいつかはああいうガレージを持てたらいいな」