セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)が、チーム代表のオットマー・サフナウアーはチームにとって重要な存在だと主張した。
今週末にブラジルで今季の第19戦が開催されるF1だが、最近、アストンマーティンのチーム代表を務めているサフナウアーがアルピーヌに電撃移籍することになるようだとの噂がささやかれるようになっている。
噂では、アストンマーティンのチームオーナーであるローレンス・ストロールとサフナウアーの関係が悪化しているとも言われている。
ストロールは最近かつてマクラーレンのチーム代表を務めていたマーティン・ウィットマーシュをアストンマーティン・パフォーマンス・テクノロジーズのCEOに迎えたこともあり、ゆくゆくはウィットマーシュがサフナウアーの後任としてF1チーム運営にも携わることになるのではないかと考えられているようだ。
そして、サフナウアーに関しては、アルピーヌへ移籍するのではないかとの噂もささやかれている。
アルピーヌには今年MotoGPでスズキチームを率いていたダビデ・ブリーヴィオがレーシングディレクターとして加入しているが、ブリーヴィオが再びMotoGPへ戻ることになるようだとの噂も少し前からささやかれている。
現時点ではアストンマーティンもアルピーヌもこの噂についてのコメントは行っていない。
こうした中、これらの噂について質問されたベッテルは次のように答えた。
「こうした噂については最近耳にしたばかりだし、僕に言えることはないよ」
「僕に言えるのは、オットマーとはすごくうまくやっているし、彼は僕がアストンマーティンに来る上で中心的な役割を担ってくれたということだけだ」
「彼は僕たちにとって大切な人物なんだ」
一方、最近は環境問題に大きな関心を抱いていることで知られるベッテルは、サンパウロに向かう途中、ブラジル出身元F1ドライバーであるペドロ・ディニスが経営する有機農場に立ち寄ったことを明らかにしている。
「1年前に彼について書かれた本を読んだんだ。ドライバーとしてではなく有機農業家としての彼についてのね」
かつてアロウズやザウバーで走っていたディニスについてそう語ったベッテルは次のように付け加えた。
「それで興味を持って、彼に会いに行ったんだ。彼がいかに持続可能な仕事をしているかが分かって、とても興味深かったよ」