今季も残すところ4戦、最後となる3連戦の2戦目、F1サンパウロGP(インテルラゴス・サーキット)を前に、ホンダF1の田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)が次のように語った。
「米国とメキシコでのレースをレッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手が連勝するとともに、Honda PUを搭載した2チーム・4ドライバーがとてもいいパフォーマンスを見せてくれたと思います。いい勢いを得て、次は南北アメリカ大陸では最後のレースとなるブラジルへ向かいます」
■セナの母国へ
「ブラジルは、さまざまな記録を一緒に成し遂げたアイルトン・セナ選手の母国であり、Hondaにとって、そして当時一緒に仕事をしていた私にとっても特別なレースになります」
「レースの舞台となるインテルラゴス・サーキットは、F1カレンダーの中で長い歴史を持っており、1周が4.3kmと短く、起伏に富んだ地形の中に中速・低速コーナーが多く配されています」
「また、天候が不安定なことでもよく知られており、前回のメキシコほどではないものの標高は約800mと若干の高地に位置しています。標高に対して特に特殊なセッティングなどが必要なわけではありませんが、メキシコのデータを確認することなども加えて十分に準備して臨みたいと思います」
■ホンダF1にとっては残り4戦
「私たちにとって、F1での戦いは残り4戦になりました。一戦一戦が大切な4戦となりますので、良いレースができるように2つのチームとともに一丸となって向かいます」