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ラッセルのメルセデス昇格は確実?ボッタスに残された道は「ウィリアムズ復帰」だけだとレッドブル首脳

2021年06月15日(火)18:47 pm

現在ウィリアムズに所属しているジョージ・ラッセルはメルセデスの契約下にあるドライバーだが、ついに2022年には念願のメルセデスのシートを獲得することになるだろうという噂が最近ひときわ強くささやかれるようになっている。

ウィリアムズのチームCEOであるヨースト・カピートは、自分たちとしてはラッセルを手放したくはないと母国ドイツのテレビ局『Sky Deutschland(スカイ・ドイチュランド)』に次のように語った。

「我々としてはジョージをキープしたいと思っている」

「だが、それを決めるのはメルセデスだということは誰でも知っていることだ」

昨年のF1第16戦サヒールGPで新型コロナウイルスに感染したルイス・ハミルトンに代わってメルセデスF1マシンのステアリングを握ったラッセルはチームのピット作業ミスで順位を落としてしまったものの、それまでは優勝は間違いないと思わせる走りを見せていた。

メルセデスにいれば自分が十分に優勝争いをすることができると証明してみせたラッセルは、2022年にメルセデスに迎え入れてもらえるかどうか「遅くとも夏休みが終わるまで」には知りたいと語り、次のように続けた。

「できる限り早く全てを解決させたいというのが僕の姿勢だよ」

「それが誰にとっても一番いいことだからね」

実際のところ、現在ラッセルがウィリアムズと結んでいる出走契約は今年までとなっており、メルセデスの決断が遅くなればなるほど選択肢がなくなってしまうことになる。そして、それは現在ハミルトンのチームメートを務めているバルテリ・ボッタスにとっても同じだ。

こうした中、メルセデスの最大のライバルであるレッドブルのヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)も、メルセデスは2022年にはボッタスに替えてラッセルを起用することになるだろうと考えている。
それが「理にかなったステップだよ」と語ったマルコは『f1-insider.com』に次のように続けている。

「(ラッセルの昇格を)これ以上遅らせることはできないよ。そうでないと(ドライバー育成)プログラムが意味をなさなくなってしまうからね」

「たとえ、ハミルトンはよろこばないにしてもね」

噂では、かりにメルセデスが2022年にラッセルを起用することにした場合、ボッタスはラッセルと入れ替わりに2016年まで在籍していた古巣ウィリアムズに戻るしかないと考えられているようだ。

「ボッタスは我々に電話をする必要はないよ。ここには空きはないからね」

そう語ったマルコは次のように付け加えた。

「実際には、彼はラッセルと入れ替わるとしか考えられないよ。ウィリアムズが彼にとって唯一の選択肢になると私は思っている」

最新の噂によれば、メルセデスはラッセルのホームレースとなる第10戦イギリスGP(7月18日決勝)の週末に、2022年にラッセルを起用することを正式発表することになるだろうと言われている。

一方、ラッセル同様メルセデスとの契約下にあるフランス人ドライバーのエステバン・オコンに関しては、来季もアルピーヌで走ることが今週末にポール・リカール・サーキットで開催されるフランスGP(20日決勝)で発表されることになるものと考えられている。

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