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【F1】シンガポールGP中止に伴いアメリカでの2戦連続開催を検討 日本GPへの影響は?

2021年06月07日(月)17:51 pm

2021年のF1第16戦として10月3日に決勝が予定されていたシンガポールGPがキャンセルとなったことで、F1は現在その代替レースに関していくつかの案を検討しているようだが、有力なのはアメリカで2レースを開催する案だという。

シンガポールGPがキャンセルとなったのは、もちろん新型コロナウイルス感染症covid-19対策の一環としてシンガポールではライブイベントに関してかなり厳しい規制が行われているためだ。

今年のF1は過去最多となる全23戦が予定されているが、F1最高責任者(CEO)のステファノ・ドメニカリはすでにシンガポールGPの代替レースを検討している。そして、現時点で最も実現の可能性があるのはアメリカのCOTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)で2レースを開催する案だという。

現在、テキサス州オースティンに位置するCOTAでのアメリカGPは10月24日に決勝が予定されているが、ドメニカリはその1週前にもう1レースを追加する可能性があるとイタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に次のように語った。

「最も可能性のある仮説は、オースティンで2レースを開催することだ。2つ目のレースは1週間早い10月17日になるだろう」

「また、トルコでのレースをまた復活させるという選択肢もあるが、中国のレース復活は可能性としては低いだろうね」

仮にCOTAで10月17日にもレースを行うということになれば、その1週間前に鈴鹿で予定されている日本GPの開催にも影響が及ぶ可能性がありそうだ。日本のレースの翌週にアメリカでレースを行うのはマシンや機材の輸送面での負担が非常に大きくなってしまうためだ。

その場合、日本GPをキャンセルされたシンガポールGPの開催予定日だった10月3日に1週間前倒しされる可能性もありそうだ。

そして、それ以前に、F1関係者の中には鈴鹿での日本GP開催もやはり難しいのではないかと考えている者も少なくないようだ。さらに、伝えられるところによれば、シーズン終盤に予定されているメキシコGP、ブラジルGP、そしてオーストラリアGPの開催も実現できるかどうか依然として不透明な状況が続いているという。

『GMM(グローバル・モータースポーツ・メディア)』は、あるF1関係者が基本的にモンツァ(第14戦イタリアGP/9月12日決勝)以降の全てのレース開催が疑わしい状況だと語ったと伝えている。

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