マックス・フェルスタッペンが、レッドブル・ホンダはF1タイトルを獲得するために2021年型F1マシンの開発に全面的に取り組み続ける必要があると語った。
●【F1第6戦アゼルバイジャンGP】決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数
2022年にはこれまでとは大きく変わる技術レギュレーションが導入されることから、現時点ではほとんどのF1チームが2022年型F1マシンの開発に焦点を合わせている。
だが、現在ルイス・ハミルトン(メルセデス)を4ポイント差でリードしているフェルスタッペンは、自分たちには2021年型マシンの開発を継続していく必要があると次のように語った。
「メルセデスを倒すためには止めるわけにはいかないよ」
「僕たちはクルマに新しいパーツを加え続けなくてはならないんだ」
先週末にバクーで行われた今季のF1第6戦アゼルバイジャンGP決勝ではトップを快走していたフェルスタッペンの左リアタイヤがレース終盤にバースト。フェルスタッペンは無念のリタイアに終わってしまった。
これで再びランキングトップに返り咲くのは確実だと考えられていたハミルトンだが、残り2周で再スタートしたレースで痛恨のミスを犯してこちらも何とノーポイントに終わってしまった。
メルセデスはバルテリ・ボッタスも12位でノーポイントに終わったことから、セルジオ・ペレスが優勝して25ポイントを加算したレッドブル・ホンダがコンストラクターズ選手権でのメルセデスとの差を26ポイントに広げることに成功している。
「F1タイトルをとれるチャンスがある限り、僕たちはうまくやり続ける必要がある」
「来年のことを考えて、今、何かを投げ捨ててしまうのは愚かなことだよ。新車に全面的に集中すれば来年は必ず勝てるという保証なんてどこにもないからね」
そう語った23歳のフェルスタッペンは、レッドブルには2021年型マシンの開発と2022年型マシンの開発を両立することができる力はあるはずだと次のように付け加えた、
「僕はエンジニアたちをものすごく信頼しているんだ。たとえ時間が少なくても、彼らなら2022年に向けて優れたクルマを造ることができるよ」