F1チームたちによる新型コロナウイルス用人工呼吸器の製造がすでに開始されている。
イギリス政府の呼びかけに応じ、レッドブル、マクラーレン、メルセデス、ルノー、レーシングポイント、ウィリアムズ、ハースの7チームが自分たちのテクノロジーとスキルを利用し、新型コロナウイルス患者救済のための人工呼吸器製造に協力することが明らかとなっていた。
そして “ピットレーン・プロジェクト”と呼ばれているこの試みが着実に実を結びつつあるようだ。
イギリスのミルトンキーンズにファクトリーを構えるレッドブルのヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)はオーストリアのテレビ局『ORF』に次のように語った。
「ここではすでに製造が開始されているよ」
「これはF1の大きな利点だ。我々は非常に短期間のうちに大きな技術的挑戦に対応することができるし、製造に関しても必要な速度を有している」
そう語ったマルコは次のように付け加えた。
「我々は先週の金曜日(27日)から早めの夏休みに入っている。しかし、イギリス政府のためのパーツ製造は休みの間も続けられるよ」