セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が、2020年シーズン限りでフェラーリを追い出されることになるかもしれないとのうわさにジョークで対応した。
最近、今季通算6回目のF1ドライバーズタイトルを獲得したルイス・ハミルトン(メルセデス)がフェラーリ首脳部と話し合いの機会をもったことが明らかとなった。
そして、現在フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットが、2020年でメルセデスとの契約が満期を迎えるハミルトンを2021年にフェラーリに迎え入れられることになればうれしいと語ったとも伝えられている。
もし本当にハミルトンが2021年にフェラーリに移籍することになれば、そのチームメートとなるのはベッテルではなくシャルル・ルクレールとなるのは間違いなく、ベッテルはその時点でフェラーリのシートを失うことになってしまう。
ハミルトンがフェラーリのドライバーになるのではないかとのうわさについてどう思うかと質問されたベッテルは微笑みを浮かべながら次のように答えた。
「でも、ハミルトンはすでにフェラーリドライバーだよ」
「ガレージにはすでに(フェラーリ市販車が)何台かあると思うよ」
ベッテルはさらに、うわさ話や推測記事を書き立てるメディアへの皮肉をこめて、次のようにジョークを続けた。
「みなさん(ジャーナリスト)に言わせれば、来年には僕が休みをとることになるみたいだね」
「誰がこういううわさ話を始めたのかは知らないけれど、彼らは僕自身よりも僕のことをよく知っているようだね」
そう語った32歳のベッテルは次のように締めくくっている。
「そしてジャーナリストたちは常に正しいわけだから、今後数週間のうちには何かニュースが伝えられることになるんだと思うよ」